10月12日(水)の給食

2022年10月12日 13時53分

 パン 牛乳 クリームビーンズ ひじきサラダ りんご

  今日は、「ひじき」について、お話をします。

 日本人は昔から海藻を上手に利用して生活してきました。「ひじき」だけでなく、海で獲れる小魚や貝、ワカメ、

こんぶなどは、私たちの味覚に合っていたというだけでなく、貴重なカルシウム源となっていました。

 また、ひじきやワカメなどの海藻は、乾燥して保存ができるため、新鮮な魚介類が手に入りにくい内陸部で暮らす

人々も食べることができました。

 今日は、鉄分を豊富に含む「ひじき」を使った『ひじきサラダ』です。味わっていただきましょう。

10月11日(火)の給食

2022年10月11日 12時25分

きのこごはん 牛乳 ごまあえ 里芋のそぼろ煮

 みなさんは、給食だけでなく、毎日の食事を残さず食べることができていますか?

また、食材の買い物をする際には、食べきることができる量入していますか?

SDGS推進への意識が、少しずつ高まりを見せていますが、学校給食を含め、

食にまつわる多くの分野において、食品ロスは今後改善を目指す課題の一つと言えます。

 食品ロスとは、まだ食べられるのに、捨てられてしまう食べ物のことです。

2019年度の国の調査では、1年間に家庭から出た食品ロスの量は、約261万 トンです。

これは、4人家族毎年 6万8千円相当の食品を廃棄している試算になります。

 また、スーパーでの売れ残りやレストランでの食 べ残しなど、家庭以外から出た食品ロスは、

年間約309万トンあり、家庭からの食品ロスと合わせると570万トンになると考えられます。

これは東京 ドーム9杯分以上の量です。

 食品ロスとなった生ごみは、焼却処分されますが、この時に二酸化炭素排出されます。

温暖化防止等、環境保護の観点からも、一人ひとりが食品ロス削減できるよう心掛けることが大切です。

 みなさん一人ひとりが、持続可能な社会をつくる担い手です。今日の給食も、しっかりいただきましょう。

10月6日(木)の給食

2022年10月6日 12時23分

松山鮨 牛乳 若鶏のから揚げ キャベツのおひたし すまし汁

 今日の献立は、『秋祭りの行事食』献立でした。

 昔から松山では、祝い事来客があった際に、『ちらし寿司』おもてなしをする習わしがありました。

白身魚で出汁をとった合わせ酢で寿司飯を作り、その中に、瀬戸内でとれた新鮮な魚野菜を混ぜ込んだ

松山鮓は、その中でもひときわ喜ばれるおもてなし料理でした。

 松山市出身正岡子規は、松山の大切な思い出として、松山鮓に関する俳句を数多く残しています。

「ふるさとや 親すこやかに 鮓の味」の俳句もその一つです。

 今日の給食の松山鮓には、焼いたのほぐし身が入っています。郷土に伝わる伝統の味をいただきましょう。

10月5日(水)の給食

2022年10月5日 12時28分

パン 牛乳 こんぶサラダ じゃが芋のベーコン煮 大豆いりこ

 今日の給食には、こんぶサラダが出ました。

こんぶ『続日本紀』などの文献にも登場することから、

奈良時代頃には、すでに人々に利用されていたと考えられています。

当時は、「広布(ひろめ)」とも呼ばれ、「喜ぶ」「広める」に通じるとして、

調理以外にも祝いの品として用いられていたようです。

 現在の「こんぶ」という呼称となった由来には諸説ありますが、

平安時代には、「広布」が「こふ」や「こんふ」と呼ばれるようになり、

さらに、音読み「こんぶ」と呼ばれるようになったと考えられています。

 こんぶはビタミンミネラル食物繊維を多く含みます。

また、こんぶ独特のぬめりに含まれるフコイダンは、発癌予防の効果も期待されています。

 今日の給食では、こんぶを使ってサラダを作りました。よくかんでいただきましょう。

10月4日(火)の給食

2022年10月4日 12時23分

ごはん 牛乳 鯛の香味揚げ ボイル野菜 さつま芋のみそ汁

 今日の給食には、さつま芋のみそ汁が出ました。さつま芋は古くから食べられており、

紀元前から栽培されていました。日本では、江戸時代に栽培が始まり、

当時、飢饉の際には、さつま芋が食糧難に苦しむ多くの人を救いました。

やせた土地でも栽培が可能であるため、品種改良も進み、現在では、多くの品種が栽培されています。

西日本を中心に栽培され、徳島県特産品でもある「鳴門金時」や、種子島特産「安納芋」

焼酎の原料として使用される「黄金千貫(こがねせんがん)」などがあります。

 さつま芋は加熱すると甘味が増し、菓子等の材料にも使用されるため、

カロリーが高そうだと感じる人もいるかもしれませんが、実際には、米や小麦の三分の一程度と低く、

加熱しても損なわれにくいビタミンC食物繊維も豊富に含まれており、旬のこの時期には

ぜひ食べてほしい食品の一つです。

 今日の給食では、愛媛県産の裸麦を使った麦みそを使い、さつま芋のみそ汁を作りました。

さつま芋を味わっていただきましょう。

10月3日(月)の給食

2022年10月3日 12時27分

 

ごはん 牛乳 さばのみそ煮 酢物 高野豆腐の卵とじ

 今日の給食には、酢物が出ました。酢物の調理に欠かせないは、

 世界最古の調味料とも言われており、紀元前5000年頃バビロニアで作られたと考えられています。

当時、すでに干しぶどうやナツメヤシなどから酒を作っていたという記録が残っており、

果物や穀物を貯蔵している間に、アルコール発酵によりができ、さらにその酢酸菌発酵し、

偶然誕生したことが酢の起源と言われています。

 日本醸造されるようになったのは、4~5世紀頃とされており、

中国から酒を作る技術とともに米酢の醸造技術が伝えられたと言われています。

調味料として一般に使用されるようになったのは、江戸時代以降だと言われています。

 今日の給食では、キャベツきゅうりわかめを使って酢物をつくりました。

さっぱりとした酢物を、おいしくいただきましょう。

9月28日(水)の給食

2022年9月28日 12時22分

コッペパン 牛乳 ドレッシングサラダ スパゲティペスカトーレ チーズ

 今日の給食には、スパゲティペスカトーレが出ました。

スパゲティなどのパスタと呼ぶことが、日本でも一般的になってきていますが、

元来、イタリアでは、小麦粉から作られる製品パスタと呼び、スパゲティだけでなく、

マカロニなどもパスタの一種です。

 パスタには、スパゲティのような乾燥パスタ生パスタがあり、

その種類は約300種類もあると言われています。パスタは小麦粉から作られますが、

パスタ作りに使われる小麦粉は、日本で一般的な調理に使用されることが多い薄力粉ではなく、

デュラムセモリナと呼ばれる小麦粉です。デュラムセモリナの特徴は、こねると強いコシ弾力が出て、

歯触りが良いことです。デュラムセモリナで作られたスパゲティをおいしく調理するコツは、

たっぷりの湯食塩を入れて茹で、スパゲティの中心に針の先程の芯が残るアルデンテと呼ばれる状態に

仕上げることです。

 今日はスパゲティに魚介類とトマトを合わせたスパゲティペスカトーレです。

おいしくいただきましょう。

9月27日(火)の給食

2022年9月27日 14時14分

ビビンバ 牛乳 卵スープ パイン

 

 今日は、「ビビンバ」について、お話しします。

 ビビンバはご飯の上に野菜や山菜の和え物、肉、卵焼きなどの具を彩りよく盛りつけた、韓国を代表する料理で

す。ビビンバは正しくは「ビビムパム」といいます。「ビビム」は混ぜ合わせるという意味で、「パム」はご飯のこ

とです。食べる前に、コチュジャンという韓国の甘辛い味噌を少しずつ加えながら辛さを調整し、スプーンでよく混

ぜていただきます。韓国では、ご飯の上に盛りつける具は5種類とされています。

 今日の給食のビビンバは、豚肉、ぜんまい、こんにゃく、にんじん、こまつなの5種類の具を入れています。

 味わっていただきましょう。

 

9月26日(月)の給食

2022年9月26日 12時27分

ごはん 牛乳 ししゃもの南蛮漬け ボイルキャベツ 切干大根のうま煮 しそひじき

 今日の給食には、ししゃもの南蛮漬けが出ました。

 南蛮漬けは、小魚油で揚げ、玉ねぎなどの野菜と、唐辛子等を加えた甘酢に漬け込んだ料理です。

小あじわかさぎなどの小魚が、南蛮漬けには多く使われます。小魚魚を骨ごと食べることができるため、

魚に含まれる良質のたんぱく質脂質カルシウムなどの栄養をとることができます。

 また、南蛮酢 のさっぱりとした酸味は夏の暑い時期にも、食欲を増進してくれます。

南蛮漬けはクエン酸を含むを使って調理するため、保存もきき

しっかり漬け込むと小魚の骨もやわらかくなり食べやすくなります。

 今日のししゃもの南蛮漬けも、たんぱく質やカルシウムがしっかりとれるよう、よくかんでいただきましょう。

 

9月22日(木)の給食

2022年9月22日 12時26分

里芋のおもぶり 牛乳 ホキの衣揚げ おひたし すまし汁

 今日の給食には、里芋のおもぶりが出ました。

 里芋は中国から日本に伝わった野菜です。伝えらえた当時は、

主食として食べられていましたが、現在 では主におかずとして食べられるようになっています。

でとれる「山芋」に対して、で作られるので「里芋」と呼ばれるようになりました。

 里芋は、親芋のまわりに小芋がたくさんでき、どんどん増えていくことから子孫繁栄につながり、

おめでたい食べ物として、正月地方祭月見などの行事でもよく食べられています。

 また、愛媛県では、四国中央市などで「女早生」「伊予美人」などの品種が栽培されており、

東予地方を中心に、これらの里芋を使った「いもたき」郷土料理として親しまれています。

 里芋については、今月の給食掲示資料である給食イングリッシュでも紹介しています。

里芋をおいしくいただき、より詳しく里芋について知ることができるので、

ぜひ給食イングリシュも読んでみてください。