ごはん 牛乳 肉じゃが 磯あえ 納豆
給食時間に皆さんが食べている姿勢を見ると、多くの人は正しい姿勢で食事をすることができています。
しかし、時々、食器を手に持たず、置いたまま、上半身を前傾させて、給食を食べている人を見かけます。
このような姿勢は、食事マナーの面からも改善が望まれますが、そのような姿勢で食べていると胃腸での消化等にも、影響してしまいます。
給食時、椅子に着席して食事をする際に、以下のような姿勢になっているか、確認してみましょう。
まず、椅子に深く腰掛けて、机に向かってまっすぐに着席します。次に、背筋を伸ばし、顎を軽く引きます。
机とおなかの間は、握りこぶし一つ分くらいあけます。足を組んだり、椅子に足を絡めたりしないようにしましょう。猫背になってしまうと、胃腸に負担が掛かり、消化が悪くなったり、食べる量が少 なくなったりします。
また、正しい姿勢で食べることは、良いマナーで食べることにもつながります。
今日の給食も正しい姿勢 でいただきましょう。
もち麦ごはん 牛乳 豚肉のカレー揚げ ほうれん草のおひたし 磯煮
今日の給食には、ほうれん草のおひたしが出ました。
ほうれん草の原産地は、中央アジアから西アジアの辺りだと言われています。
日本へは、中国を経由し、江戸時代初期頃に伝わったようです。
中国を経由し伝来したほうれん草は、「ポーリン」や「ホリン」のような
中国語の発音をする漢字が当てられており、この音が変化し、
“ほうれん”と日本語で発音するようになったと言われています。
また、中国語の「ポーリン」、「ホリン」と発音されていた漢字は、
中国語でほうれん草の原産地である“ペルシア”を意味します。このため、ほうれん草の語源は、
“ペルシアの草”と言われています。現在では、代表的な緑黄色野菜として親しまれているほうれん草ですが、
遠い昔、シルクロードを通り、中国を経由し、日本へ伝来したことを知ると、
今の私達の豊かな食生活が、先人達のおかげであることを感じることができます。
今日の給食も感謝して、いただきましょう。
パン 牛乳 大根サラダ ビーフシチュー いちご
今日の給食には、ビーフシチューが出ました。
皆さんは、ビーフシチューを作るためのルーと、クリームシチューを作るためのルーが、
どちらも同じ材料で作られていることを知っていますか?
ルーとは、フランス語で、炒め粉という意味です。ルーを作る際に必要な材料は、小麦粉とバターです。
小麦粉と溶かしたバターを、フライパンで焦がしたり、ダマができたりしないように、丁寧に炒めていきます。
最初は、粉がボソボソした状態ですが、温度が上がるにつれ泡立ちはじめ、約120度から130度になると、
滑らかなルーの状態になります。この状態のものを、ホワイトルーと言い、クリームシチューを作る際に用います。ホワイトルーの状態から、さらに加熱を続けると140度ぐらいで色付きはじめます。
その後さらに加熱を続け、170度以上になると褐色になり、香ばしい香りがします。
この状態のルーをブラウンルーと言い、ビーフシチューを作る際に用います。
このように、同じ材料ですが、加熱時間・温度を変えることで、異なる色のルーを作ることができます。
調理の過程を知ることで、料理を一段とおいしく感じることができます。
また、今日 の給食 のパンは、愛媛県産 の小麦粉 「せときらら」をブレンドして作 ったパンです。
地元 の食材 で作 ったパンをおいしくいただきましょう。
五穀米入りごはん 牛乳 鯛の揚げ煮 みそ汁 (袋)のり
今日は給食にはみそ汁が出ました。今日はみそ汁の具材の一つに、大根を使っています。
また、今月は掲示資料の給食イングリッシュでも大根を紹介しています。
大根は、冬においしくなる根菜です。大根は、ビタミンB群やビタミンCを含み、
体調を整える働きをしたり、でん粉分解酵素(ジアスターゼ)を含むので消化を助けたりする働 きがあります。
市場によく出回っている青首大根は、葉に近いところは甘みが強く、根の先に近い部分は辛みが強いという
特徴があります。大根は部位により味に違いがあることを活かし調理をすると、サラダ、煮物、炒め物、漬物等、様々な料理でおいしく食べることができます。
日本には、100種類以上の大根があり、全国各地でその土地に根差した大根がつくられています。
松山市では、北条の庄地区に『庄大根』があります。庄大根は、葉に近い部分が鮮やかな赤色で甘みがあるのが
特徴です。日頃よく食べている青首大根だけでなく、各地に根差した特色のある大根について調べてみると、新しい発見があり、より楽しく食事をすることができます。
ぜひ、掲示している給食イングリシュも読んでみてください。
米粉パン 牛乳 変わりきんぴら ちゃんこ鍋 ポンカン
今日の給食には、ポンカンが出ました。
ポンカンは、インドが原産の柑橘で、中国から台湾を経由し日本へ伝わりました。
ポンカンは、ほど良い酸味と豊かな甘みがあり、ヘタの周りが少しへこんだ形をしています。
触るとポコポコとした感触のある外皮は、厚みを感じてむきにくそうですが、
実際 はむきやすく、中の果肉も軟らかく食べやすい柑橘です。
ポンカンの愛媛県の収穫量は全国第1位で、そのほとんどは南予地方で生産されています。
また、愛媛県のポンカンの収穫量は、日本全体の約35パーセントを占めています。
ポンカンはビタミンB1、B2、ビタミンⅭなどの栄養素を豊富に含みます。
今が旬の愛媛県産のポンカンを、味わっていただきましょう。
鯛めし 牛乳 せんざんき なます すまし汁
今週は、「全国学校給食週間」です。
今日の献立は、郷土料理を献立に取り入れた『愛媛県 の味 めぐり』です。
鯛めしに使われている鯛は、愛媛県の県魚です。
養殖真鯛の生産量は、平成2年以降、愛媛県が日本一です。
愛媛県の郷土料理の中でも、「鯛めし」は代表的な一品です。
中予地方や東予地方では、鯛と米を一緒に炊き込み、炊きあがった後で鯛の身 をほぐし、
ほぐし身とごはんを混ぜて食べます。南予地方では、鯛の刺身をたれに漬け込み、熱いごはんにかけて食べます。
今日は、愛媛県産の鯛を炊き込んだ鯛めしです。県産品を使った郷土料理を、おいしくいただきましょう。
もち麦ごはん 牛乳 フレンチサラダ エッグカレー
今日の給食の主食は、もち麦ごはんです。
もち麦には、食物繊維が多く含まれています。よくかんで食べると、
白米とは少し違うプチプチとした食感があります。
現在の日本人の食生活は、たんぱく質や脂質の摂取量が多くなり、
食物繊維の摂取量が少なくなってきています。このような食生活の変化に伴い、
腸内環境の変化や生活習慣病の増加、かむことの減少による顎、口腔内環境の変化等が
見られるようになっています。
その他にも、スマートフォン等に依存することに起因し、昼夜逆転の生活になり、
睡眠や起床のバランスが崩れることによる生活リズムの乱れなども問題になっています。
今、成長期にある皆さんにとって、食生活を含め適切な生活習慣を定着させることは、
人生100年時代と言われる長い人生を健康に過ごすためには、とても大切なことです。
成人するまでに定着した生活習慣を改善することは、なかなか困難です。
日々の適切な生活習慣の積み重ねが、将来の健康につながっています。
栄養・運動・休養のバランスを考え、毎日を健康に過ごしましょう。
黒糖パン 牛乳 いかのから揚げ ほうれん草のごまあえ みそラーメン
みなさんは、「全国学校給食週間 」について知っていますか?
来週、1月24日から30日は「全国学校給食週間」です。
学校給食は、明治22年に山形県鶴岡市の忠愛小学校で、弁当を持って来ることが難しい子供達のために、
食事を提供したのが始まりと言われています。
松山市では、昭和21年に道後小学校で学校給食が始まりました。
初めは、1杯の脱脂粉乳のミルクやみそ汁のみでした。
今では、松山市全体が同じ規格の食器を使って給食を食べていますが、
始まった時は、自宅から器を持参して給食を食べていました。
「全国学校給食週間」は、学校給食を支える人々に感謝し、
学校給食の意味や役割 について理解を深めるための期間です。
動植物の命をいただくこと、食にかかわり私達の日々の食生活を支えてくださる人々等に感謝し、
食事をしましょう。
1月19日
ごはん 牛乳 鶏肉とアーモンドの甘辛煮 かきたま汁
今日の給食には、かきたま汁が出ました。
今日はかきたま汁を調理する際に、愛媛県産の煮干しを使い、だしをとりました。
給食を含め、調理をする際に、だしはとても大切な役割をはたしています。
丁寧にしっかりとだしをとって調理をすると、料理にうま味が増します。
また、だしのうま味があるため、しょう油や塩等の調味料を控えてもおいしい料理に仕上げることができ、
減塩効果も期待できます。
今日の給食では、煮干しのだしを使 って調理していますが、
煮干し以外にも、昆布 、かつお節 、干ししいたけなどでもだしをとることができます。
これらの食材を使い、だしのうま味を活かし調理をする技術や慣習は、
日本人として大切にしたい和食の文化の一つです。
煮干しだしのうま味を感じながら、かきたま汁をいただきましょう。
媛麦パン 牛乳 ひじきサラダ 花野菜のクリーム煮 きなこ豆
今日の献立は、『旬の「カリフラワー」を生かした献立 』です。
今日の給食では、旬のカリフラワーを、花野菜のクリーム煮に使っています。
カリフラワーはブロッコリーの仲間で、青汁に使われていることでも有名な野生のケールが
突然変異したものです。カリフラワーは一見、一房が一つの塊に見えますが、よく見ると、
一つの塊の中に小さな花のつぼみがたくさん集まっています。そのため、花野菜とも呼ばれます。
原産地は地中海沿岸で、日本には明治時代にアメリカから伝わり、栽培されるようになりました。
品種改良により、一年中出回っていますが、カリフラワーの旬は11月から3月で、
加熱すると甘みが増し、サラダやスープなどに調理すると、おいしく食べることができます。
気温が低下するこの時期、ビタミンCを多く含むので、感染症の予防にもおすすめです。
体が温まる花野菜のクリーム煮を、おいしくいただきましょう。