
ビビンバ 牛乳 卵スープ パイン
今日は、「ビビンバ」について、お話しします。
ビビンバはご飯の上に野菜や山菜の和え物、肉、卵焼きなどの具を彩りよく盛りつけた、韓国を代表する料理で
す。ビビンバは正しくは「ビビムパム」といいます。「ビビム」は混ぜ合わせるという意味で、「パム」はご飯のこ
とです。食べる前に、コチュジャンという韓国の甘辛い味噌を少しずつ加えながら辛さを調整し、スプーンでよく混
ぜていただきます。韓国では、ご飯の上に盛りつける具は5種類とされています。
今日の給食のビビンバは、豚肉、ぜんまい、こんにゃく、にんじん、こまつなの5種類の具を入れています。
味わっていただきましょう。

ごはん 牛乳 ししゃもの南蛮漬け ボイルキャベツ 切干大根のうま煮 しそひじき
今日の給食には、ししゃもの南蛮漬けが出ました。
南蛮漬けは、小魚を油で揚げ、玉ねぎなどの野菜と、唐辛子等を加えた甘酢に漬け込んだ料理です。
小あじやわかさぎなどの小魚が、南蛮漬けには多く使われます。小魚は魚を骨ごと食べることができるため、
魚に含まれる良質のたんぱく質、脂質、カルシウムなどの栄養をとることができます。
また、南蛮酢 のさっぱりとした酸味は夏の暑い時期にも、食欲を増進してくれます。
南蛮漬けはクエン酸を含む酢を使って調理するため、保存もきき、
しっかり漬け込むと小魚の骨もやわらかくなり食べやすくなります。
今日のししゃもの南蛮漬けも、たんぱく質やカルシウムがしっかりとれるよう、よくかんでいただきましょう。

里芋のおもぶり 牛乳 ホキの衣揚げ おひたし すまし汁
今日の給食には、里芋のおもぶりが出ました。
里芋は中国から日本に伝わった野菜です。伝えらえた当時は、
主食として食べられていましたが、現在 では主におかずとして食べられるようになっています。
山でとれる「山芋」に対して、里で作られるので「里芋」と呼ばれるようになりました。
里芋は、親芋のまわりに小芋がたくさんでき、どんどん増えていくことから子孫繁栄につながり、
おめでたい食べ物として、正月や地方祭 、月見などの行事でもよく食べられています。
また、愛媛県では、四国中央市などで「女早生」「伊予美人」などの品種が栽培されており、
東予地方を中心に、これらの里芋を使った「いもたき」が郷土料理として親しまれています。
里芋については、今月の給食掲示資料である給食イングリッシュでも紹介しています。
旬の里芋をおいしくいただき、より詳しく里芋について知ることができるので、
ぜひ給食イングリシュも読んでみてください。

コッペパン 牛乳 コーンサラダ じゃがいものケチャップ煮 大豆いりこ
今日の給食には、じゃが芋のケチャップ煮が出ました。
じゃが芋のケチャップ煮は、味付けにケチャップを使っています。
ケチャップは、夏野菜の一つであるトマトから作られています。
みなさんはトマトからケチャップがどのように作られるか知っていますか。
トマトからケチャップを作るには、まず、トマトから皮と種を取り除き、
少し煮詰めピューレ状にします。さらに、すりおろした玉ねぎやにんにく、
食塩、香辛料、酢、砂糖などを加え加熱します。とろっとしたソース状になり、
コクのあるまろやかな味になれば、ケチャップの出来上がりです。
旬である夏の時期には、そのまま食べてもおいしいトマトですが、ケチャップをはじめ、
チリソースの原材料として使われるなど加工食品としても、私達にとって身近な食材です。
今日の給食では、ケチャップを煮込み料理に使 いました。
トマトの甘味や香辛料の風味を味わっていただきましょう。

梅ごはん 牛乳 高野豆腐の揚げ煮 豚汁
今日の献立は、『和歌山県の味めぐり』献立でした。
梅は、和歌山県を代表する特産物の一つです。栽培されている主な品種は、
「南高」と「古城」です。「南高」は和歌山県のみなべ町で誕生しました。
「南高」は、柔らかい皮にふっくらとした厚みのある果肉が包まれており、
梅の中でも最高級の品種の一つで、今日の給食の梅ごはんにも、南高梅を使っています。
また、「古城」は、果肉が厚く種が小さいのが特徴で、梅ジュースや梅酒を作るのに適しています。
高野豆腐は、鎌倉時代に、高野山の僧侶たちによって作られ、精進料理として食べられていました。
江戸時代から昭和初期にかけて高野山では、貴重なたんぱく源として盛んに作られていました。
今日の給食では、揚げた高野豆腐と野菜を甘辛く炒め煮にしています。
和歌山県の味を、おいしくいただきましょう。

コッペパン 牛乳 いかのさらさ揚げ タイビーフン炒め ぶどう
今日の給食には、ぶどうが出ました。
ぶどうの種類はとても多く、世界には1万種以上のぶどうがあると言われています。
このうち、日本 では主に、30から40種類が栽培されています。
ぶどうは、8月から9月の旬の時期が一番おいしく、ビタミンなどの栄養もたっぷり含まれています。
松山市では、85年以上前から伊台地区で作られており、ニューピオーネや藤稔 、
シャインマスカットなどさまざまな品種が栽培されています。
甘くておいしいぶどうですが、この甘みの正体は「ブドウ糖」という糖類です。
「ブドウ糖」は、体の中でエネルギーに変わりやすいため、疲労回復などに効果があり、
暑さがまだまだ続くこの時期にぴったりの果物です。
旬のぶどうを味わっていただきましょう。

ごはん 牛乳 さんまの塩焼き ごまあえ 沢煮椀
今日の給食には、さんまの塩焼きが出ました。
秋はさんまがおいしい季節です。秋に獲れるさんまは、脂がのり、肉質が柔らかいのが特徴です。
刀のように細長く銀色に輝く体形から、「秋」「刀」「魚」という三つの漢字を使って書き表され、
「秋刀魚(さんま)」と読みます。
さんまの獲れる地域は季節により少しずつ移動し、夏の終わりに北海道で獲れ始め、
秋に東北・関東 の沖と移動し、最盛期を迎えます。
秋刀魚の脂には、動脈硬化を予防したり、脳を活性化する働きがあります。
今日の給食では、さんまを塩焼きにしています。旬のさんまを味わっていただきましょう。

コッペパン 牛乳 茎わかめのサラダ ビーフシチュー 梨ゼリー
今日の給食のパンはコッペパンです。給食で提供しているパンの中で、一番登場回数が多いパンです。
みなさんは、パンがいつ頃から食べられているか知っていますか?
パンは、今から6000年程前に、パンの原型とされる食べ物 が
古代メソポタミアで作られはじめたのが起源とされています。
当時は、小麦粉を水で捏ねただけの無発酵パンを食べていました。
その後、古代 エジプトで発酵パンが誕生し、
現在のようにパン生地を発酵させたパンが作られるようになりました。
日本には、戦国時代に鉄砲と一緒に伝えられたと言われています。
徳川幕府がパンを作らせたのは、アヘン戦争の際に食料とするためだったとされています。
鎖国が解かれると、横浜・神戸など港町を中心 にパン作りが広まりました。
今では主食の一つとして、私達の食生活の中に定着しています。
パンを食べる際には、誤嚥しないよう一口サイズにし、よくかんで食べるようにしましょう。

ごはん 牛乳 はもの天ぷら 小松菜のアーモンドあえ 里芋のみそ汁
今日の給食には、はもの天ぷらが出ました。
はもはうなぎに似た細長い白身の魚です。見た目は似ていますが、
はもの口はうなぎと比べて大きく、のこぎりのような鋭い歯も持っています。
はもはこの鋭い歯で、他の魚を食べてしまうことがあります。
このことから、昔の言葉で食べることを意味する「食む」という言葉から、
はもという名前が付いたと言 われています。
はもは6月から7月が旬の魚で、身が柔らかく、脂がのっておいしい魚です。
はもには、身と皮の間に骨抜きできない細かい骨があるため、おいしく食べるためには、
骨切りという熟練の技術 で骨を切っていく作業が必要です。
給食で使っている「はも」も、骨切りがされています。
今日の給食は、はもに衣を付けて油で揚げた、はもの天ぷらです。今が旬のはもをおいしくいただきましょう。

もち麦ごはん 牛乳 フレンチサラダ キーマカレー 飲むヨーグルト
今日の給食には、キーマカレーが出ました。
カレーは、インドの代表的な料理の一つです。
キーマとはインドの言葉で、「細かいもの」や「ひき肉」を意味します。
インドでは、宗教的に牛肉や豚肉を使ったキーマカレーは少なく、
羊や山羊、鶏肉を使ったカレーが食べられています。
キーマカレーは、ひき肉をたっぷり使って作ります。
ひき肉にカレー粉 などの香辛料を効かせ、野菜を加え、油で炒め、煮込んで調理します。
少し水分がある状態で仕上げるところが、ドライカレーと異なるところです。
ひき肉のうま味と豊かな香辛料の香りを味わっていただきましょう。