
五穀米入りごはん 牛乳 ごまドレッシングサラサ 豆腐の五目あんかけ のり
今日の給食には、豆腐の五目あんかけが出ました。豆腐は“畑の肉”と呼ばれるほど、
栄養豊富な大豆からつくられます。今日の給食で使用している豆腐は木綿豆腐です。
豆腐には、加工方法の違いにより、木綿豆腐、絹ごし豆腐、焼き豆腐、ソフト豆腐、充てん豆腐等、
多くの種類があります。それぞれの豆腐ごとに、加工方法が若干異なりますが、豆腐の基本的なつくり方は
同じです。
豆腐をつくるには、まず、大豆を一晩水に浸漬します。次に浸漬した大豆を、機械で粉砕します。
この粉砕してできたものを、加熱します。加熱すると、固形部分がおから、液体部分が豆乳、
表面には湯葉ができます。さらに、豆乳部分のみを分け、ここに“にがり”と呼ばれる凝固剤を入れ固めると、
豆腐ができます。
豆腐は味が淡泊で、和食、洋食、中華等いろいろな料理に合わせることができます。
今日の給食では、豚肉、きくらげ、筍、人参、玉ねぎ、もやし、えのき、ねぎなどの具材とあわせ、
五目あんかけをつくりました。体が温まる豆腐の五目あんかけを、おいしくいただきましょう。

黒糖パン 牛乳 ししゃもフライ 海藻サラダ ビーフン汁
今日の給食には、ししゃもフライが出ました。
店頭で販売されている多くのししゃもは、“本ししゃも”ではなく、“からふとししゃも”です。
“本ししゃも”は、生息域が北海道の太平洋沿岸に限られるため、市場に出回る数は少なく、
とても希少です。
“本ししゃも”とからふとししゃも”のどちらも、骨ごと食べることができ、
たんぱく質、鉄、カルシウムなどをしっかり摂取することができます。
また、体内でつくることができないため、食事から摂取する必要があるDHA、EPAなどの
栄養素も含まれています。特に、カルシウムは、現代の日本においても、摂取量が必要量に届いていない
栄養素の一つです。カルシウムは成長期にあるみなさんにとっても、大切な栄養素です。
今日の給食のししゃもフライも、よくかんでいただきましょう。

ごはん 牛乳 大根ごまサラダ 麻婆豆腐
今日の給食には、大根ごまサラダが出ました。
ごまには、ゴマグリナンというポリフェノールが多く含まれています。
ゴマグリナンの中には、セサミンやセサミノール、セサモリンなどが含まれます。
ゴマグリナンには、肝機能の改善、コレステロールの減少、脂質代謝の促進等の効果があると言われています。
ごまは固い外皮をもつため、消化吸収をよくするためには、加熱したりすりごまにしたりすると、
ゴマグリナンを効果的に摂取することができます。
今日の給食の大根ごまサラダに使っているごまも、加熱し、炒りごまにしてから、サラダに使っています。
炒りごまにすることで、ごまの香りも一層引き立ちます。また、よくかんで食べると、咀嚼により、
ごまの外皮をすりつぶすことができ、ゴマグリナンを吸収しやすくなります。
健康効果が期待されるゴマグリナンを豊富に含むごまを使った、大根ごまサラダをおいしくいただきましょう。

きりぼし飯 牛乳 三色あえ すいとん みかん
今日の給食は、和食の献立でした。和食には、食器の配置や箸の取り扱い方等について、
一緒に食事をする人が、和やかに気持ちよく食事ができるよう、いくつかのマナーがあります。
食器の配置については、各御家庭に毎月配布されている予定献立配膳図を見ていただくと
参考になるかと思いますが、主食のご飯は左手前、汁物は右手前、主菜等のおかずは右奥、
和え物やサラダなどの副菜等は左奥になります。
また、箸については、正しい持ち方をすることで、一粒の米もむだにすることなく
きれにご飯を食べることができたり、魚の骨をきれに除くことができるなど、細かな所作も美しく
行うことができます。
箸の取り扱いについては、古来より「嫌い箸」(「忌み箸」、「禁じ箸」とも呼ばれます)と呼ばれる
誤った箸の取り扱い方があり、箸を握る「握り箸」、料理に箸を刺す「刺し箸」、箸で食器等を寄せる「寄せ箸」
などは、マナー違反となります。
給食の時間だけでなく、食事をする際には、誰もが和やかに気持ちよく食事ができるよう、
マナーを守って食事をしましょう。

パン 牛乳 若鶏のコーンフレーク揚げ ほうれん草のスープ みかん
今日の給食には、みかんが出ました。
柑橘類の中でも、果皮がむきやすいものをみかん類と呼びますが、
その代表的なものの一つが温州みかんです。
みかんの原産地は鹿児島県で、遣唐使が中国からもたらしたとも伝えられています。
愛媛県でも多く栽培されており、年間生産量は、和歌山県に次いで全国二位となっています。
みかんのビタミンC含有量は多く、“ビタミンCの王様”とも言われます。
また、ビタミンPと呼ばれる抗酸化作用があるフラボノイドも多く含みます。
今日の給食のみかんは、愛媛県産の温州みかんです。地元の柑橘を、おいしくいただきましょう。

栗ごはん 牛乳 れんこんチップス おひたし 磯煮
今日の給食には、栗ごはんが出ました。栗は縄文時代の遺跡からも見つかっており、大昔から食べられていまし
た。愛媛県でも昔から栽培されており、特に伊予市中山町の栗は有名で、江戸時代の参勤交代時に、将軍に献上し、
大変喜ばれたと伝えられています。
栗は炭水化物を多く含み、消化も良い食品です。また、ビタミンB1、ビタミンCも多く含まれています。栗は加熱
すると、柔らかくなり、甘味も増します。今日の給食では、愛媛県産の栗を使い、栗ごはんをつくりました。秋を感
じられる栗ごはんを、おいしくいただきましょう。

パン 牛乳 コーンサラダ きのこシチュー 小煮干しの磯香揚げ
今日の給食には、コーンサラダが出ました。今日のコーンサラダにはキャベツを使っています。
キャベツには、春と冬の1年に2回 、旬があります。春キャベツは、秋頃に種をまき4月から6月に収穫します。
冬キャベツは、夏に種をまき、11月から3月がおいしい時期です。冬キャベツは、全体の形が扁平で、
内部は白く、葉はかたく巻かれています。葉の一枚一枚がしっかりしているため、加熱しても煮崩れしにくいのが
特徴です。また、加熱をすることで、甘みが増します。
学校給食では、サラダに使用する野菜について、安全に提供するため、加熱後冷却して提供しています。
キャベツについても、加熱と冷却をするため、生食とは異なる食感になりますが、冬キャベツの
甘味を味わうことができます。キャベツには、キャベジンと呼ばれる物質が含まれており、
胃酸の分泌抑制や、胃粘膜の新陳代謝を促し、胃炎等の回復に効果があると言われています。
今が旬の冬キャベツを使ったコーンサラダを、おいしくいただきましょう。

もち麦ごはん 牛乳 かわりきんぴら 親子丼 みかん
店頭で販売されている米にも、新米という文字を見かけることが多くなりました。
給食で使用している米も、11月から愛媛県産の新米に切り替わっています。
みなさんの中に、新米に変わったことに気が付いた人はいますか?
新米はその年に収穫された米のことで、松山では、9月から10月初めに稲刈りをするところが多いため、
地元で収穫された新米が店頭に多く並び始めるのは、11月頃からになります。
新米は、収穫後あまり時間が経過しておらず、多くの水分を含んでいるため、
炊飯すると、ふっくらとした食感と新米特有の甘味が感じられ、一粒一粒につややかな輝きがあることが特徴です。
学校給食では、「にこまる」「ひのひかり」という品種を使用しています。
この時期しか味わえない新米を、おいしくいただきましょう。

五穀米入りごはん 牛乳 鯛の香味揚げ ゆず風味漬 のっぺい汁 のり
今日の給食には、五穀米入りごはんが出ました。
給食で使用しているのは、愛媛県産の黒米、赤米、緑米、もち麦、裸麦の五種類の穀物です。
これら五種類のうち、赤米、黒米、緑米の三種類の穀物は、古代米と呼ばれ、白米の栽培が
始まる以前から栽培されていたり、自生していた穀類です。例えば、赤米は縄文時代に日本に伝来し、
日本で初めて栽培された穀類だと言われています。また、黒米は、中国が起源の穀類で、
日本でも弥生時代には栽培が始まっていたと言われています。
これらの古代米には、白米にはない栄養素が含まれており、黒米は、中国では薬膳料理に使われたりしています。黒米には、高い抗酸化作用があるアントシアニンが含まれています。赤米にも、抗酸化作用や殺菌効果が
期待されているカテキンが含まれています。緑米に含まれるクロロフィルには、動脈硬化予防の効果が
期待されています。白米にも含まれるカルシウムや鉄、ビタミンB1やビタミンB2の含有量も、
黒米、赤米、緑米の方が多く含まれています。
五穀米入りごはん特有の食感や香りを楽しみながら、いただきましょう。

パン 牛乳 フレンチサラダ カレービーンズ りんご
今日の給食はコッペパンでした。黒糖パンや米粉パンなどの人気のパンの日に比べると、
同じパンでもコッペパンの日は、パンの残食が増える傾向が見られます。
パンの残食の中には、あと一口で食べることができそうな、1~2センチサイズにものが見られることもあります。
みなさんのクラスでは、食べ残しや飲み残しがなくなるよう、どのような取り組みをしていますか?
各クラスで、電子黒板の活用や給食委員さんが呼びかけなどを行い、日頃から感謝の気持ちを込め、
給食を食べていることと思います。
日本語には、「もったいない」という言葉があります。この「もったいない」という日本語は、
他の言語では、同じ意味に該当する言葉がないと言われています。
「もったいない」とは、物の本来あるべき姿がなくなるのを惜しみ、なげくという意味の言葉だそうです。
では、みなさんが食べている食材について、この「もったいない」という言葉をあてはめて考えると、
どうなるでしょう。食材の本来あるべき姿とは、みなさんが感謝の気持ちをこめて、おいしくいただくことで、
栄養や命を育む源とすることではないでしょうか。もし、安易に食べ残しや飲み残しをしてしまえば、
それらの食材は廃棄物となり処理されます。食材が廃棄物となってしまうことは、本来の姿ではなくなり、
惜しまれること、悲しいことではないでしょうか。
食材を含め、各種の資源等についても、今一度、「もったいない」という言葉について考えてみましょう。