媛麦パン 牛乳 ひじきサラダ ポークビーンズ りんご
今日の給食には、ポークビーンズが出ました。
ポークビーンズは豚肉と豆、野菜を煮込んで調理します。
豚肉は、たんぱく質やビタミンが多く含まれ、体の疲れをとる働きがあります。
さまざまな調理法が可能であるため、みなさんが大好きなしょうが焼き、酢豚、豚汁等、
多くの料理に使われます。さらに、豚肉からは、ハムやベーコンなどの加工品も作られます。
豚肉が一般的に食べられるようになったのは、
日本では明治時代からだと言われていますが、現在でも、豚肉をあますことなく使い、
いろいろな料理で豚肉を食べる沖縄県では、明治以前から食べられていたようです。
また、沖縄県のアグー豚は、ブランド豚としても有名です。
今日の給食のポークビーンズに使っている愛媛県産豚肉も、
おいしく調理しています。味わっていただきましょう。
ごはん 牛乳 鯖のみそ煮 即席漬 切干大根のうま煮
今日の給食には、鯖のみそ煮が出ました。
鯖は秋から冬にかけて旬の時期を迎えます。
日本各地で水揚げされ、日本人の食卓になじみ深い魚です。
愛媛県の佐田岬でとれる「岬さば」は、ブランド鯖として有名です。
鯖は鮮度が落ちやすい魚で、現在のように保存方法や物流が発達していない頃は、
港に水揚げされた後、早く数えて販売する必要がありました。
このため、急いで数を数えるので、実際の数と違うことも多くあったそうです。
私たちが使う「サバを読む」という言葉は、これに由来すると言われています。
今日の給食では、旬の鯖をみそ煮にしています。おいしくいただきましょう。
パン 牛乳 カミカミ揚げ 野菜スープ 焼き芋
今日の給食には、焼き芋が出ました。
さつまいもは、蒸したり焼いたりすると、甘みが出ておいしくなります。
しかし、電子レンジで加熱した場合、さつまいもはそれほど甘くなりません。
さつまいもには、でんぷんを分解し麦芽糖に変えるアミラーゼという酵素が
多く含まれています。アミラーゼは、80℃以下で徐々に加熱すると、
甘みが出る性質があります。しかし、電子レンジで加熱すると、急速に加熱が進むため、
アミラーゼの働きが悪くなり、甘みが引き出されないままやわらかくなってしまいます。
御家庭で調理される場合も、さつまいもを加熱される際は、徐々に火を通すことをおすすめします。
今日の給食の焼き芋は、大きな調理釜で、じっくり加熱し、おいしく仕上げています。
味わっていただきましょう。
キーマカレー 牛乳 フレンチサラダ 青りんごゼリー
今日の給食には、キーマカレーが出ました。
キーマカレーの「キーマ」は、ヒンディー語で「ひき肉」という意味です。
インドでは、宗教の関係で、豚肉や牛肉を食べてはいけない人が多いため、
羊やヤギ、鶏肉などのひき肉を使ったキーマカレーが多いそうです。
また、具材を炒める際には、「ギー」というインドのバターを使います。
羊やヤギ、鶏肉以外にはトマトやなす、ひよこ豆などの野菜が入ることもあります。
今日の給食では、豚のひき肉と野菜が入ったキーマカレーです。
味わっていただきましょう。
ごはん 牛乳 れんこんのかき揚げ はちはい豆腐 (袋)佃煮
今日の献立は、旬の“れんこん”を生かした献立です。
れんこんは、夏に咲く“はす”の花の茎が大きくなったものです。
れんこんは、深い泥の中で成長するため、空気が届きません。
そのため、れんこんの穴は、地上に出ている花・茎・葉につながっており、
その穴から空気を取り入れています。
れんこんは、調理する際、切って置いておくと、すぐに変色してしまいます。
これは、れんこんに含まれるポリフェノールの一種、タンニンの働きによるものです。
タンニンには、抗酸化作用や消炎作用があるといわれています。
朝夕の気温が下がり、のどの痛みや、せきが気になる場合など、
れんこん湯やれんこんスープなどがおすすめです。
今日の給食では、旬の“れんこん”をかき揚げにしました。おいしくいただきましょう。
アップルパン 牛乳 大根サラダ ポトフ きなこ豆
今日の給食には、ポトフが出ました。
ポトフの具材には、キャベツを使っています。キャベツの歴史は古く
、昔は薬として用いられ、健康維持食として食べられていたようです。
日本では、明治時代になって本格的に食べられるようになりました。
1年を通して出回っているキャベツですが、本来は冬の野菜です。
夏に種をまき、冬に収穫できるものを「冬キャベツ」といいます。
「冬キャベツ」は葉がぎっしりと詰まっており、葉の1枚1枚が肉厚で固いため、
とても重いことが特徴です。このため、生で食べるより、加熱調理により柔らかくし
、甘みを引き出して食べることがおすすめです。
今日のポトフも、キャベツを煮ることで甘みを引き出しています。
味わっていただきましょう。
ごはん 牛乳 飛竜頭 しば漬け入り即席漬 京風みそ汁
今日の給食は、『京都府の味めぐり』献立です。
京都府の伝統的な調味料の一つに「白みそ」があります。
「白みそ」の特徴は甘みとコク、上品な香りがあることです。
京都府では、「白みそ」をみそ汁、雑煮、和菓子等、さまざまな料理に使います。
今日の給食では、「白みそ」を使い、京風みそ汁を作りました。
また、京都府では、「しば漬け」も有名です。「しば漬け」は、なすやきゅうりなどの野菜と、
赤じその葉を塩漬けにした漬物です。今日の給食では、「しば漬け」入りの即席漬を作りました。
「飛竜頭」は、愛媛県では「がんもどき」といい、刻んだ野菜と豆腐を混ぜ合わせて揚げた料理のことです。
『京都府の味めぐり』献立を、味わっていただきましょう。
パン 牛乳 こんぶサラダ クリームシチュー みかん
今日の給食には、みかんが出ました。愛媛県は柑橘の生産量が日本一です。
柑橘類の原産地はインドから東南アジアといわれています。
柑橘類は世界中で、100種類以上もあります。
その中で、日本を代表する柑橘は、みかんです。
愛媛でも多く生産されている温州みかんは、
中国渡来の柑橘類から偶然発生した、日本独自の品種です。
ビタミンCが多く含まれており、カロテンやクエン酸も豊富です。
店頭で温州みかんを選ぶ際には、皮のオレンジ色が濃く、
鮮やかでつやがあり、へたの緑色が黄色がかっており、
なるべく小さいものを選ぶのがおすすめです。
これからの時期、さまざまな柑橘が出回り始めます。
今日の給食では、愛媛県産のみかんを、おいしくいただきましょう。
きのこピラフ 牛乳 いかのさらさ揚げ 卵スープ
今日の給食には、きのこピラフが出ました。
秋の味覚として親しまれているきのこは、温暖で、適度に湿度が高い日本で、
古くから食べられていました。
きのこは、奈良時代にできた日本最古の和歌集である『万葉集』にも登場しています。
今日は、その一つを紹介します。
「高松の この峰もせに 笠立てて みちたりたる 秋の香のよさ」
これは、奈良県の高円山に、いっぱい満ちている秋のマツタケの香りのよさを
詠んでいます。当時の人々も、松茸狩りを季節の行事として楽しんでいたそうです。
今日の給食では、エリンギ、しいたけ、しめじを使って“きのこピラフ”を作りました。
秋の味覚を味わって、いただきましょう。
黒糖パン 牛乳 鮭フライ しょう油ドレッシングサラダ 野菜スープ
今日の給食には、鮭フライが出ました。
近年、魚の消費量が減少傾向にあるなか、鮭は国内での消費量が多い魚の一つです。
その消費量は、世界の漁獲量の約三分の一にもなるといわれています。
一般に店頭で販売されている鮭の多くは養殖魚で、さまざまな種類があります。
種類の違いにより身の色調が少しずつ異なり、キングサーモンは鮮やかなオレンジ色、
紅鮭は名前のとおり濃い紅色、鮭はきれいなオレンジ色、
銀鮭はオレンジ色の身に黒い斑点のある皮があり、サーモントラウトはピンクがかったオレンジ色の身です。
鮭の身をサーモンピンクに色付けるアスタキサンチンは、
人参などの緑黄色野菜が多く含むベータカロチンと同じカロテノイド系の色素の一つで、
活性酵素を除去し、動脈硬化を防ぐ効果が期待されるといわれています。
今日の鮭フライも、おいしくいただきましょう。