コッペパン 牛乳 いかのさらさ揚げ キャベツサラダ もずくスープ ブルーベリージャム
今日の給食には、もずくスープが出ました。
もずくは、糸状藻類と呼ばれる海藻の仲間です。
糸状という名前の通り、そうめんのような細長い形から、いくつも枝分かれしています。
もずくという名前は、他の海藻に付着して生育する様子から、「藻に付く」という言葉が転じ、
もずくと呼ばれるようになったそうです。
もずくは、海の中では茶褐色をしていますが、他の海藻と同じよう、加熱すると緑色に色が変わります。
もずくはわかめに似た歯触りをしていますが、表面にぬめりと粘りがあるのが特徴です。
このぬめりがある部分には、体に良い成分であるフコダインやアルギン酸が多く含まれています。
今日の給食ではもずくを使い、もずくスープをつくりました。おいしくいただきましょう。
ごはん 牛乳 昆布サラダ ハヤシライス
今日の給食には、昆布サラダが出ました。
昆布は、日頃の食生活で不足しがちな栄養素である、食物繊維・カルシウム・鉄・ビタミンなどを多く含んでいます。
昆布に含まれる食物繊維は、水に溶けやすい性質をもっています。このため、昆布には、整腸作用や余分なコレステロールを
体外へ排出する効果が期待されています。また、生活習慣病の原因にもなる、肥満を防止する効果もあります。
その他にも、カルシウムには、骨や歯を丈夫にする働きや、気持ちを落ちつかせる効果が期待されています。
鉄には、貧血を防ぐ効果があります。ビタミンは、肌の調子を整えたり、疲労回復に役立ちます。
今日の給食では、昆布を使 って昆布サラダをつくりました。よくかんでいただきましょう。
ごはん 牛乳 バンサンスー 麻婆豆腐
今日の給食には、バンサンスーが出ました。
バンサンスーは、中華料理の一つで、三文字の漢字で表します。
「バン」という漢字には、中国語で「和える」という意味があります。
また、「サン」は「3」という数を表し、「スー」には糸のように細く千切りにするという意味があります。
これらの漢字で表されるように、バンサンスーは、千切りにした三種類程度の食材を和えて、調理します。
今日の給食のバンサンスーには、春雨、きゅうり、だいこん、にんじんを使っています。
店頭 などでよく見かける乾燥された春雨は、緑豆という豆のでん粉から作られています。
春雨特有のつるっとした食感は、原料であるでん粉に由来します。
今日のバンサンスーも、おいしくいただきましょう。
コッペパン 牛乳 若鶏のマリアナソース 野菜たっぷりスープ
今日の給食には、若鶏のマリアナソースが出ました。
マリアナソースはトマトソースの一種で、ピザやパスタなどのイタリア料理に使われます。
「マリアナ」の語源は、イタリア語で「船乗りの」を意味する「マリナーラ」です。
イタリアにあるナポリという町の船乗りがよく食べていたことが由来とされています。
マリアナソースは、トマトに含有される酸により長期保存が可能であるため、長い船旅にも
食糧として持参することができます。このため、マリアナソースは冷凍技術が発明されるまで、
頻繁に利用されていました。
今日の給食では、鶏肉をマリアナソースで調理しました。トマトの風味を感じながら、おいしくいただきましょう。
ごはん 牛乳 いかのから揚げ アーモンドあえ 五目煮
来月は食育月間です。日頃、何気なく食べている給食や食事についてふりかえるよい機会です。
皆さんは、給食だけでなく、食事を食べる際に挨拶をしていますか?
「いただく」は、「もらう」「食べる」の謙譲語です。元来は、頭の上に捧げ持つことを意味します。
この動作は、貴重な品等をいただくことに対する、御礼や感謝の気持ちを表しています。
また、肉や魚、野菜等の命をいただくことや、作物や料理を作ってくださった人への感謝の気持ちも表しています。
「ごちそうさま」は、もてなしの準備をするために、心配りをしてくださった人達への御礼の言葉です。
食事の際の挨拶には、このような意味が込められています。食事の際には、感謝の気持ちを込めて挨拶をしましょう。
コッペパン 牛乳 ホキの衣揚げ 海藻ごまサラダ チャウダー
今日の給食には、チャウダーが出ました。
チャウダーとは、牡蠣やえびなどの魚介類と、じゃが芋や玉ねぎなどの野菜を加え、
煮込んで作るアメリカの代表的なスープです。地域によりさまざまな種類があり、
生クリームを使ったクリームベースのスープや、トマトベースのスープもあります。
また、煮込む具材により、アサリやハマグリなどの二枚貝を使った「クラムチャウダー」、
牡蠣を使った「オイスターチャウダー」、コーンを使った「コーンチャウダー」などもあります。
今日の給食のチャウダーには、牛乳と豆乳を使っています。やさしい味わいのチャウダーを、おいしくいただきましょう。
ごはん 牛乳 小いわしのフライ キャベツのおひたし 豆腐のカレー炒め
今日の給食には、小いわしのフライが出ました。
いわしは沖縄県を除く日本海域でみられる回遊魚です。
いわしには、真いわし、うるめいわし、かたくちいわしなどの種類があります。
かつては、日本の総漁獲量の約30%を占めるほど多く水揚げされていました。
このため、日本各地で、さまざまな呼び名があり、日本海側では「平子鰯(ひらごいわし)」、
関東の市場では「七つ星(ななつぼし)」とも呼ばれます。
いわしは身がやわらかいので、包丁を使わず手で開くこともできます。
また、小いわしなどは甘露煮のように、よく煮て調理すると骨ごと食べることもできます。
いわしは栄養豊富な魚で、カルシウム、ビタミンD、ビタミンE、コレステロールを下げる働きがあるEPA、
疲労回復の効果が期待されているタウリンなどが含まれています。
今日の給食の小いわしのフライも、よくかんでいただきましょう。
米粉パン 牛乳 ごまドレッシングサラダ 洋風煮込み きなこ豆
今日の給食には、きなこ豆が出ました。
皆さんは、きなこが何から作られているか知っていますか?
きなこは、大豆を炒って、皮を剥いた後、粉末状になるよう挽いて作られます。
大豆を加熱することで、きなこ特有の香ばしい香りになります。
きなこの歴史は古く、奈良時代にはすでに大豆を粉状にしたものが食べられていたと言われています。
その後、和菓子作りが盛んになった江戸時代頃には、庶民の間でもきなこが食 べられるようになっていたそうです。
きなこの原料である大豆は、「畑の肉」とも呼ばれ、良質のたんぱく質が含まれています。
体に必要な栄養素のうち、ビタミンC以外の栄養素がバランスよく含まれており、成長期にある皆さんに
積極的に食べてもらいたい食品の一つです。
良質なたんぱく質を含むきなこ豆を、おいしくいただきましょう。
もち麦ごはん 牛乳 ひじきサラダ ドライカレー
今日の給食には、ひじきサラダが出ました。
皆さんは、「ひじきの色は何色ですか?」と聞かれたら、何色を思い浮かべますか?
多くの人が「黒色」と答えるのではないでしょうか。実際には、ひじきは生育している海中では、茶褐色をしています。
このため、ひじきは食用にするために収穫した段階では、まだ茶褐色をしています。
ひじきは収穫した状態のままでは渋みがあり食べることができないため、加熱処理により渋みを抜き、
食べることができるようにします。ひじきは、この加熱処理の工程を経ることで、色が茶褐色から黒色に変わります。
ひじきは豊富な栄養素を含み、「海の野菜」とも言われます。 ビタミンやミネラルが豊富で、
特にカルシウムを多く含むので、赤色のグループの食品に分類されます。また、整腸作用がある食物繊維も多く含みます。
ひじきは、海藻類の中でも比較的幅広い料理に使うことができ、今日の給食献立のサラダや和え物のような副菜の他にも、
ごはんや煮物、揚げ物等多くの料理に使うことができます。
成長期に必要な栄養素であるカルシウムや食物繊維がたっぷりのひじきサラダを、よくかんでいただきましょう。
黒糖パン 牛乳 えびの香味揚げ ナムル 中華そば
今日の給食には、ナムルが出ました。
韓国のことわざに、「ナムルの味をみれば、お嫁さんの料理の腕が分かる」というものがあります。
このことわざが示すように、ナムルは韓国で広く慣れ親しまれている家庭料理の一つです。
ナムルの「ナ」は野菜を、「ムル」は和えることを意味しています。この献立名からも分かるように、
ナムルは野菜や山菜等を茹でたり、炒めたり、蒸したりした後、ごま油などの調味料で和えてつくります。
韓国では、日頃から副菜として食べられているナムルですが、正月や祝い事の際などにつくる特別なナムルもあり、
この特別なナムルは行事食の一つでもあります。また、昔は、保存できるよう乾燥させたナムルを作っておくことで、
野菜等の収穫量が少ない冬の時期でも、野菜を食べることができるように工夫されていました。
今日の給食のナムルは、キャベツやにんじんなどの野菜を使 って調理しました。
ごま油の風味を感じながら、おいしくいただきましょう。