茶飯 牛乳 ホキのレモン煮 豚汁
今日の給食は、『八十八夜』の行事食献立でした。
八十八夜は立春から数えて、八十八日目の夜を指します。今年の八十八夜は、五月二日です。
八十八夜という言葉を、「夏も近づく八十八夜」で始まる「茶摘み」という歌で、皆さんも耳にしたことがあると思います。
この歌に歌われているように、八十八夜は、茶の栽培と深い関わりがある日です。
八十八夜の頃から、茶を栽培する農家さんは、新茶の摘み取りを始めます。この時期に収穫された新茶は、
特に品質がよく、おいしいと言われています。また、この新茶を飲むと、長生きするとも言われており、
昔から、八十八夜にはお茶を飲んでいたそうです。
今日の給食では、新茶と米を一緒に炊き、茶飯を炊飯しました。新茶の香りを感じながら、おいしくいただきましょう
五穀米入りごはん 牛乳 かき揚げ 小松菜のおひたし わかめうどん
今日の給食には、わかめうどんが出ました。
わかめは、3月から5月が旬の海藻です。わかめは、乾燥や塩蔵するなどの加工により保存ができるため、
1年を通し食べることができます。わかめは、こんぶやひじきなどと同様に、古くから日本人に親しまれてきました。
世界で一番海藻類をよく食べるのは、日本人だとも言われます。
海藻類には、ビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれていることから「海の野菜」と言われています。
今日の給食では、うどんにわかめを入れ、わかめうどんを調理しました。緑の彩りも美しいわかめうどんを、
おいしくいただきましょう。
コッペパン 牛乳 春キャベツのサラダ ポークビーンズ 清見タンゴール
今日の給食には、清見タンゴールが出ました。
甘味のある温州みかんの「宮川早生」と、ボリュームのあるアメリカ原産のオレンジ「トロピタ」を掛け合わせて生まれたのが、
「清見タンゴール」です。タンゴールというのは、みかんとオレンジの掛け合わせで生まれた品種を表します。
清見タンゴールは、開花から収穫までの期間が長く、じっくりと時間をかけて育つため、オレンジ系の豊かな香りと
たっぷりの果汁が果肉に蓄えられることが特徴です。一個ずつ袋掛けして冬を越し、十分に色付いてから収穫するため、
外皮の色も美しい柑橘です。品種開発によく適応する品種で、「清見タンゴール」を親に持つ品種には、
「せとか」「はれひめ」「はるみ」「不知火」など多くの品種があります。
今が旬の清見タンゴールを味わっていただきましょう。
松山鮨 牛乳 鶏肉のから揚げ 豆腐汁
今日の給食には、松山鮓が出ました。
松山には、昔から祝い事や訪問客をもてなす際に、ちらし寿司を作る慣わしがありました。
白身魚を入れ加熱した合わせ酢と、瀬戸内海で獲れた魚をふんだんに使った松山鮓は、
ちらし寿司の中でも、最上級のおもてなしでした。
正岡子規は、母親が作った松山鮓が故郷の味であり、愛する松山の大切な思い出の一つであるとして、
松山鮨にまつわる俳句を数多く残 しています。
その中の一句に、「ふるさとや 親すこやかに 鮓の味」という句があります。
本日の松山鮓も、皆さんの本校での学校給食の思い出の味の一つになると嬉しく思います。
今日の給食献立の松山鮨は、『入学・進級のお祝い献立』です。郷土の味をおいしくいただきましょう。
米粉パン 牛乳 こんぶサラダ クリームシチュー
皆さんは給食の前に手洗いをしていますか?4月も下旬となり、本校の手洗い場も冬場と比べると、
気温や水温が少しずつ高くなってきました。
手洗いは衛生管理の基本ですから、学校活動中も、体育で汗をかいた後、トイレの後、給食の前後、清掃後など、
必要に応じ、丁寧な手洗いを心掛けましょう。流水で流すだけでは、汚れや目では確認できない細菌・ウイルスなどは
洗い落とすことができません。ハンドソープなどの手洗い洗剤を使い、指と指の間、爪の先、手首など洗い残しがないよう
洗浄した後、流水できれいに洗い流しましょう。手洗い後は、清潔なハンカチで拭きましょう。ハンカチは毎日清潔なものを
持参しましょう。また、友達と貸し借りをすることがないよう、自分のハンカチを忘れないようにしましょう。
4月は進級やクラス替えなどがあり、新しい環境に順応するまで、疲労などが蓄積しやすく、体調を崩しやすい時期
でもあります。衛生管理は健康を守るためにも大切です。丁寧な手洗いをし、給食をしっかり食べ、元気で充実した
新学期にしましょう。
チキンピラフ 牛乳 ホキのピリカラフル 野菜たっぷりスープ チーズ
今年度の給食が開始になり、約2週間になろうとしています。
皆さんは、給食開始時間までに、当日の献立について、教室に掲示されている予定献立表を確認しているでしょうか。
予定献立表には、給食の献立名だけではなく、その日の給食をどのように配膳すればよいかを示す配膳図も記載されています。
特に、給食当番をする際は、予定献立表を確認し、どの食器にどの料理を盛り付ければよいかを確認してから、
給食当番の活動を行いましょう。
ご飯やパンなどの主食は左側に 、汁物は右側、主菜や副菜などのおかずは奥に配膳します。平皿に二品盛り付ける場合は、
主菜が右手前にくるように盛り付けましょう。また、給食受渡室前に置かれているサンプルケースの配膳も確認してから
教室へ戻るようにしましょう。
盛り付けの際には、一人分の量を考え、残り過ぎたり、不足したりしないよう上手に配膳しましょう。
汁物を配膳する際には、汁物の水分と具材がバランスよく一椀に入るよう、お玉を上手に使い盛り付けましょう。
正しい位置に配膳し、美しい盛り付けでおいしくいただきましょう。
コッペパン 牛乳 コーンサラダ 春キャベツのポトフ 大豆かりんとう
今日の献立は、松山市でとれた春キャベツを使った『とれたて感謝の日』の献立でした。
キャベツは、秋頃に種をまき、4月から6月に収穫する春キャベツと、
夏に種をまき11月から3月に食べ頃を迎える冬キャベツに分けられます。
同じキャベツですが、春キャベツと冬キャベツでは、葉の厚みや味、食感などが異なります。
春キャベツは、丸い球形をしており、内部の色は薄い黄緑色をしています。葉の巻きがゆるやかで、
一枚一枚の葉が柔らかく、みずみずしいため、サラダに使うと、甘さや食感を味わうことができます。
今日の給食では、春キャベツを使いポトフを調理しました。
また、今日のポトフには、掲示資料である給食イングリッシュで紹介しているパセリも使っています。
パセリは、ハウス栽培も行われているため、店頭では一年中出回 っていますが、旬は3月から5月と、
9月から11月の年2回です。
春キャベツやパセリなど、旬の食材をおいしくいただきましょう。
もち麦ご飯 牛乳 しょうゆドレッシングサラダ カレーライス
今日の給食には、カレーが出ました。
日本でよく食べられるカレーは、ご飯にかけて食べるトロっとした濃度があるカレーが主流です。
カレーの本場と言われるインドでは、同じ国内でも、北インドと南インドでは、
カレールウの濃度に少し違いがあるようです。北インドで食べられているカレーは
牛乳や生クリームを多く使った濃厚なカレーで、南インドで食べられているカレーは
水分が多いサラっとしたカレーだそうです。しかし、どちらのカレーにも、豊富に香辛料が使われています。
日本では、カレーに使う香辛料として、多くの香辛料を混ぜ合わせ、日本人の好みに合う風味に調整された
カレー粉が販売されています。カレー粉の原料として使われる香辛料には、クミンシード、コリアンダシード、
フェネグリシード、桂皮、ニクズク、丁子、ウィキョウ、ディルシード、カーダモン、メイス、生姜、コショウ、
唐辛子、ウコンなどがあります。
今日の給食のカレーも香辛料の風味を感じながら、おいしくいただきましょう。
今日は『厚揚げ』についてお話をします。
『厚揚げ』は、豆腐の加工品で『生揚げ』ともいいます。豆腐を厚めに切って、重しをして水分を除いたものを、高温の油で揚げてつくります。油で揚げているため、香ばしい風味と形が崩れにくいよい点があります。また、タンパク質・カルシウム・鉄分・ビタミンAなどの栄養素を含んでいます。大豆のイソフラボンという成分が、骨や血液中の古いカルシウムと新しいカルシウムを入れ替える働きをして、集中力や記憶力を高めます。
今日は厚揚げを使った『厚揚げと豚肉の炒め物』です。味わっていただきましょう。
ごはん 牛乳 豚肉のカレー揚げ 磯あえ けんちん汁
今日の給食献立は、『神奈川県の味めぐり』献立でした。
けんちん汁は、鎌倉時代に、神奈川県鎌倉市にある建長寺の禅僧である蘭渓道隆(らんけいどうりゅう) が作ったのが始まりとされています。建長寺汁がなまって、けんちん汁になったとも言われています。寺院で修行をする僧は、動物由来の食材を使わず調理した食事を食べていました。この料理を精進料理と言い、建長寺などの寺院で作られていたけんちん汁も、本来は肉を使わず調理されていました。出汁を取る際にも、煮干しやかつお節は使わず、干ししいたけやこんぶが使われていました。
一般家庭でも食べられるようになった現在では、煮干し出汁や肉も使われるようになりました。けんちん汁は、ごま油で野菜を炒めてから、出汁で煮ることや、手でくずした豆腐を入れることが特徴です。
今日の給食のけんちん汁は、煮干しでとった出汁に、野菜、鶏肉を具材として使い、調理しました。神奈川県の郷土料理を、味わっていただきましょう。