
わかめごはん 牛乳 ぶりのねぎソース ほっこり具沢山うどん
今日の献立は、『旬の「はまち」を生かした献立』でした。
はまちは、ぶりの成長途中にある魚のことです。
ぶりは、成長するにつれて呼び名が変わる出世魚として有名です。
呼び名は、地方によって異なりますが、
愛媛県では、「もじゃこ」「やず」「はまち」「ぶり」と呼び名が変わります。
ぶりは成長が早いので、養殖が盛んに行なわれ、天然ものをぶり、
養殖ものをはまちとして区別している地域もあります。
全国各地で魚の養殖が行なわれていますが、最も多く養殖されている魚がはまちです。
瀬戸内海は地理的に養殖に適しており、全国のはまちの養殖量の90%を占めています。
はまちの旬は、冬の寒い時期です。この時期には水温が下がり、脂がのっておいしくなります。
旬のはまちを使った「ぶりのねぎソース」を、味わっていただきましょう。

コッペパン 牛乳 ひじきサラダ カレービーンズ 紅まどんな
今日の給食には、紅まどんなが出ました。
紅まどんなは愛媛県のオリジナル品種で、正式な品種名は「愛媛果試第28号」と言います。
南香と天草と言う二つの品種を掛け合わせ誕生しました。愛媛県では平成2年から育成が行われ、
平成17年に品種登録されました。
芳醇な香りと高い糖度、適度な酸味を併せもち豊かな風味があることが特徴です。
また、果汁が豊富なためゼリーのようなプルプルとした食感を味わうことができます。
紅まどんなの名前は、松山市を舞台とする夏目漱石の小説「坊ちゃん」に登場する
「マドンナ」に由来すると言われています。
愛媛県産の紅まどんなを、おいしくいただきましょう。

ごはん 牛乳 三色揚げ 即席漬 磯煮
今日の給食には、三色揚げが出ました。
三色揚げには、かぼちゃが使われています。かぼちゃという呼び名の由来には諸説ありますが、
16世紀頃にポルトガル船により、寄港地のカンボジアの産物として九州地方に伝えられた際に、
カンボジアを意味するCamboja(カンボジャ)というポルトガル語がなまって、かぼちゃと呼ばれるようになったと言われています。
かぼちゃには多くの種類があり、唐なすや南京とも呼ばれる日本かぼちゃ、栗かぼちゃとも呼ばれる西洋かぼちゃ、
加熱後に果肉を取り出すとそうめん状につながって出てくるそうめんかぼちゃなどがあります。
かぼちゃは、鼻腔や咽頭等の粘膜を健康に保つために必要なレチノールなどのビタミンAやビタミンE、
体の抵抗力を維持し、体調を整えるために必要なビタミンCなどの栄養を含み、風邪等の感染症予防が大切なこの時期に、
ぜひ食べてもらいたい野菜の一つです。
かぼちゃやえびを使って彩りよく調理した三色揚げを、おいしくいただきましょう

ごはん 牛乳 じゃが芋のきんぴら 卵と豚肉のあんかけ丼 みかん
今日の給食には、卵と豚肉のあんかけ丼が出ました。
卵と豚肉のあんかけ丼には、えのきが使われています。えのきなどのきのこ類は、
生きた樹木の根から養分を受け取り、樹木には窒素やリンなどの養分を供給しながら共生する菌根菌や寄生菌と、
倒木や切り株、落ち葉等に生える腐生菌があります。
えのきは腐生菌に属していますが、店頭で販売されているえのきのほとんどは、倒木等で生育する天然物ではなく、
オガクズやほた木を使い人工的に栽培されているものです。えのきは、国内で生産されるきのこ類の中で、
最も生産量が多いきのこで、主な産地は長野県、新潟県、福岡県などです。
えのきは、疲労回復や体調を整えることに役立つビタミンB1や、貧血予防等に必要な鉄を多く含みます。
また、まつたけのような特徴的な香りは少ないですが、風味が良いため、さまざまな料理に活用することができます。
今日の給食では、寒い冬でも冷めにくく温かいあんかけ丼の具として、えのきを使いました。
体も心も温まる卵と豚肉のあんかけ丼を、おいしくいただきましょう。

コッペパン 牛乳 チリコンカン ほうれん草のスープ りんご
今日の給食には、ほうれん草のスープが出ました。
店頭では、ほうれん草が一年中販売されています。
しかし、本来ほうれん草は、秋から冬が旬の野菜です。
ほうれん草は、霜にあたることで、葉の色が濃くなり、冬の寒さに耐えるため、栄養を蓄え甘味が増します。
緑黄色野菜であるほうれん草には、血中の酸素運搬に関与し貧血予防の効果がある鉄、
免疫力を高めるβカロテン、体の調子を整えるビタミンC、整腸作用がある食物繊維等が豊富に含まれています。
今日の給食では、ほうれん草を使って、体が温まる栄養たっぷりのスープを作りました。
今が旬のほうれん草の甘味を感じながら、おいしくいただきましょう。

中華風炊き込みご飯 牛乳 茎わかめサラダ 鶏団子スープ みかん
皆さんは、11月23日が何の日か知っていますか?明日23日は『勤労感謝の日』です。
『勤労感謝の日』とは、国民の祝日に関する法律で、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日と定められています。
毎日の給食は、農業、漁業、畜産業等に携わる方、流通や販売に携わる方、食品加工や調理に携わる方など、
多くの方に支えていただいて成り立っています。
また、私達は動植物の命をいただくことで、生命活動を維持しています。
食事の前後には、心を込めて「いただきます」、「ごちそうさま」の挨拶をしましょう。
偏食をせず残さず食べることは、給食に携わる多くの方へ感謝の気持ちを表すことにつながります。
給食を含め、食事をいただく際には、感謝の気持ちを込めていただきましょう。

コッペパン 牛乳 ひじきサラダ きのこシチュー ミルクキャラメルビーンズ
今日の給食には、ミルクキャラメルビーンズが出ました。
ミルクキャラメルビーンズには、大豆が使われています。
大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど、良質のたんぱく質を含んでいます。
大豆には脂質も約20%含まれていますが、そのほとんどは、
コレステロールを下げる働きがあると言われるリノール酸、リノレン酸です。
また、食物繊維も豊富に含まれており、便秘の改善等、整腸作用があります。
その他にも、大豆イソフラボンや大豆サポニンなどを含み、
高血圧、糖尿病、癌等の生活習慣病の予防効果が期待されています。
ミルクキャラメルビーンズについては、給食掲示資料である『食育だより』でもレシピを紹介しています。
栄養豊富な大豆を、しっかり噛んでおいしくいただきましょう。

もち麦ご飯 牛乳 昆布サラダ キーマカレー
今日の給食には、昆布サラダが出ました。
今日の昆布サラダにはキャベツが使われています。
キャベツは、世界的に見ても、古くから食べられている野菜の一つです。
日本でも、大根の次に収穫量の多い野菜です。キャベツ栽培に適した気温は、15度~20度です。
しかし、市場では、一年を通じ流通しています。これは、日本の各地でキャベツ栽培が行われており、
収穫される産地が栽培に適した気温に応じ南から北へ、平地から高原へと移動していくためです。
キャベツは、収穫の時期によって、春キャベツ、夏秋キャベツ、冬キャベツに分けられます。
それぞれ、歯ごたえや味に特徴があります。冬キャベツは、しっかりと結球しており、
煮崩れしにくく、加熱すると甘みが増します。
今日の給食では、ボイルした冬キャベツを昆布とあわせ、サラダを作りました。
キャベツの甘みを感じながら、おいしくいただきましょう。

鯛めし 牛乳 ごまあえ さつま汁 みかん
皆さんは11月24日が何の日か知っていますか?11月24日は、『和食の日』です。
2013年に、「和食・日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことから、
11月24日が『和食の日』に制定されました。
『和食の日』は、和食や日本人の伝統的な食文化の保護や継承の大切さを改めて考える良い機会です。
皆さんは、日々の給食の献立等を通じて、和食や日本人の伝統的な食文化に触れています。
例えば、今日の給食は、米飯を主食とした和食の献立です。和食の基本的な献立形態は、米飯を主食とし、
主菜、副菜が揃った献立になっています。副菜として汁物や煮物等が付くことが多いですが、
煮干しや昆布、干ししいたけなどを使ってだしをとり、調理をすることも和食の特徴の一つです。
給食では、瀬戸内海で獲れた煮干しを使い、だしをとります。今日のさつま汁にも、煮干しだしが使われています。
また、鯛めしなどの郷土料理を取り入れたり、みかんなど地場産物も積極的に活用しています。
給食では、日々の献立を食べる中で、日本各地や地域の食文化に触れることもできます。
その他にも、和食献立の日は、箸を使って給食を食べます。箸を使うことで、
箸のマナーや食器を配膳する位置、食器の取り扱いのマナーなども知ることができます。
皆さんも今日の給食を食べながら、ぜひ和食や身近な食文化の良さを感じてみてください。

媛麦パン 牛乳 酢豚 白菜スープ ヨーグルト
今日の給食には、白菜スープが出ました。
白菜は、中国では古くから食べられており、日本には明治時代に伝わりました。
昭和に入ると品種改良が盛んに行われ、広く食べられるようになりました。
今では冬の時期に欠かせない野菜の一つになっています。
水分を多く含み、柔らかく食べやすい白菜は、鍋物、炒め物、煮物、汁物の具等、幅広い料理に使うことができます。
白菜はビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどのビタミン類を豊富に含むため、
抵抗力を維持し、体の調子を整える働きがあります。
今日の給食では、鶏肉、玉ねぎ、人参、セロリなどといっしょに白菜スープを作りました。
体が温まるやさしい味わいの白菜スープを、おいしくいただきましょう。