
パン 牛乳 ホキの甘辛煮 味噌煮込みうどん りんご
今日の給食には、りんごが出ました。
秋の味覚であるりんごは、国内では主に青森県や長野県で生産されています。
りんごの生産量は、国内でもみかんに次いで多く、
交配による品種改良が盛んに行われてきた結果、
現在市場で流通しているものは、国内品種が大半を占めています。
代表的な品種には、ふじ・王林・むつ・紅玉等があります。
りんごには、カリウムやペクチン、食物繊維等が含まれています。
りんごから、ジャムを作ることができるのは、ペクチンの性質を活用しているからです。
また、キウイフルーツなどの追熟方法として、りんごを同じ袋に入れて保存するのは、
りんごが発するエチレンガスの作用を活用する方法です。
今日は旬のりんごを、味わっていただきましょう。

ごはん 牛乳 ごまあえ 麻婆豆腐 ヨーグルト
今日の給食には、ごまあえが出ました。
今日のごまあえには、ほうれん草が入っています。
店頭では、1年中購入することができるほうれん草ですが、
本来は冬が旬の野菜です。
冬の時期に露地栽培されたものは、他の時期に出回っているほうれん草より栄養価が高く、
甘みも増します。ほうれん草は、緑黄色野菜の中でも栄養価が高く、
日頃の食生活で不足しがちな鉄・亜鉛や、その他のビタミン・ミネラル類も豊富に含み、
貧血の予防にも効果があると言われています。
今日のごまあえに入っているほうれん草も、甘みを感じながらおいしくいただきましょう。

ごはん 牛乳 ししゃもの唐揚げ 酢物 五目煮
今日の給食には、ししゃもの唐揚げが出ました。
私たちが日頃食べているししゃもは、
ノルウェーやカナダから輸入されている「カラフトししゃも」です。
この「カラフトししゃも」は、ししゃもの近縁種です。
本来のししゃもは、日本では北海道でしか水揚げされず、
値段も高く貴重な魚となっています。
ししゃもは、アイヌ語の「ススハム(柳葉のこと)」に由来すると言われています。
この日本で水揚げされるししゃもは、カラフトししゃもより少し茶色みを帯び、
細長い小型の魚体をしています。以前は、北海道太平洋沿岸の河川に上って来ていましたが、
乱獲により激減したそうです。
このため、現在、店頭で販売されている多くのししゃもは、「カラフトししゃも」です。
今日の給食では、「カラフトししゃも」を唐揚げにしました。
成長期に必要なカルシウムをしっかりとれるよう、
頭からしっぽまで骨ごとよく噛んで、いただきましょう。

媛麦パン 牛乳 ひじきサラダ ポークビーンズ りんご
今日の給食には、ポークビーンズが出ました。
ポークビーンズは豚肉と豆、野菜を煮込んで調理します。
豚肉は、たんぱく質やビタミンが多く含まれ、体の疲れをとる働きがあります。
さまざまな調理法が可能であるため、みなさんが大好きなしょうが焼き、酢豚、豚汁等、
多くの料理に使われます。さらに、豚肉からは、ハムやベーコンなどの加工品も作られます。
豚肉が一般的に食べられるようになったのは、
日本では明治時代からだと言われていますが、現在でも、豚肉をあますことなく使い、
いろいろな料理で豚肉を食べる沖縄県では、明治以前から食べられていたようです。
また、沖縄県のアグー豚は、ブランド豚としても有名です。
今日の給食のポークビーンズに使っている愛媛県産豚肉も、
おいしく調理しています。味わっていただきましょう。

ごはん 牛乳 鯖のみそ煮 即席漬 切干大根のうま煮
今日の給食には、鯖のみそ煮が出ました。
鯖は秋から冬にかけて旬の時期を迎えます。
日本各地で水揚げされ、日本人の食卓になじみ深い魚です。
愛媛県の佐田岬でとれる「岬さば」は、ブランド鯖として有名です。
鯖は鮮度が落ちやすい魚で、現在のように保存方法や物流が発達していない頃は、
港に水揚げされた後、早く数えて販売する必要がありました。
このため、急いで数を数えるので、実際の数と違うことも多くあったそうです。
私たちが使う「サバを読む」という言葉は、これに由来すると言われています。
今日の給食では、旬の鯖をみそ煮にしています。おいしくいただきましょう。

パン 牛乳 カミカミ揚げ 野菜スープ 焼き芋
今日の給食には、焼き芋が出ました。
さつまいもは、蒸したり焼いたりすると、甘みが出ておいしくなります。
しかし、電子レンジで加熱した場合、さつまいもはそれほど甘くなりません。
さつまいもには、でんぷんを分解し麦芽糖に変えるアミラーゼという酵素が
多く含まれています。アミラーゼは、80℃以下で徐々に加熱すると、
甘みが出る性質があります。しかし、電子レンジで加熱すると、急速に加熱が進むため、
アミラーゼの働きが悪くなり、甘みが引き出されないままやわらかくなってしまいます。
御家庭で調理される場合も、さつまいもを加熱される際は、徐々に火を通すことをおすすめします。
今日の給食の焼き芋は、大きな調理釜で、じっくり加熱し、おいしく仕上げています。
味わっていただきましょう。

キーマカレー 牛乳 フレンチサラダ 青りんごゼリー
今日の給食には、キーマカレーが出ました。
キーマカレーの「キーマ」は、ヒンディー語で「ひき肉」という意味です。
インドでは、宗教の関係で、豚肉や牛肉を食べてはいけない人が多いため、
羊やヤギ、鶏肉などのひき肉を使ったキーマカレーが多いそうです。
また、具材を炒める際には、「ギー」というインドのバターを使います。
羊やヤギ、鶏肉以外にはトマトやなす、ひよこ豆などの野菜が入ることもあります。
今日の給食では、豚のひき肉と野菜が入ったキーマカレーです。
味わっていただきましょう。

ごはん 牛乳 れんこんのかき揚げ はちはい豆腐 (袋)佃煮
今日の献立は、旬の“れんこん”を生かした献立です。
れんこんは、夏に咲く“はす”の花の茎が大きくなったものです。
れんこんは、深い泥の中で成長するため、空気が届きません。
そのため、れんこんの穴は、地上に出ている花・茎・葉につながっており、
その穴から空気を取り入れています。
れんこんは、調理する際、切って置いておくと、すぐに変色してしまいます。
これは、れんこんに含まれるポリフェノールの一種、タンニンの働きによるものです。
タンニンには、抗酸化作用や消炎作用があるといわれています。
朝夕の気温が下がり、のどの痛みや、せきが気になる場合など、
れんこん湯やれんこんスープなどがおすすめです。
今日の給食では、旬の“れんこん”をかき揚げにしました。おいしくいただきましょう。

アップルパン 牛乳 大根サラダ ポトフ きなこ豆
今日の給食には、ポトフが出ました。
ポトフの具材には、キャベツを使っています。キャベツの歴史は古く
、昔は薬として用いられ、健康維持食として食べられていたようです。
日本では、明治時代になって本格的に食べられるようになりました。
1年を通して出回っているキャベツですが、本来は冬の野菜です。
夏に種をまき、冬に収穫できるものを「冬キャベツ」といいます。
「冬キャベツ」は葉がぎっしりと詰まっており、葉の1枚1枚が肉厚で固いため、
とても重いことが特徴です。このため、生で食べるより、加熱調理により柔らかくし
、甘みを引き出して食べることがおすすめです。
今日のポトフも、キャベツを煮ることで甘みを引き出しています。
味わっていただきましょう。

ごはん 牛乳 飛竜頭 しば漬け入り即席漬 京風みそ汁
今日の給食は、『京都府の味めぐり』献立です。
京都府の伝統的な調味料の一つに「白みそ」があります。
「白みそ」の特徴は甘みとコク、上品な香りがあることです。
京都府では、「白みそ」をみそ汁、雑煮、和菓子等、さまざまな料理に使います。
今日の給食では、「白みそ」を使い、京風みそ汁を作りました。
また、京都府では、「しば漬け」も有名です。「しば漬け」は、なすやきゅうりなどの野菜と、
赤じその葉を塩漬けにした漬物です。今日の給食では、「しば漬け」入りの即席漬を作りました。
「飛竜頭」は、愛媛県では「がんもどき」といい、刻んだ野菜と豆腐を混ぜ合わせて揚げた料理のことです。
『京都府の味めぐり』献立を、味わっていただきましょう。