媛麦パン 牛乳 えびのフリッター 高野豆腐の中華炒め フルーツあえ
今日の給食には、えびのフリッターが出ました。
みなさんは、えびがカニの先祖であることを知っていますか?
えびとカニには、いくつかの共通点があります。
①脚が10本あります。タラバガニなどは、一見すると8本に見えますが、一対の小さな脚が甲羅の下に隠れているので、10本あります。
②アスタキサンチンという色素を持っており、えびもカニも茹でると赤くなるのは、この色素があるためです。
③グリシンやアラニンなどのアミノ酸を持っており、これらのアミノ酸により、えびやカニを食べると同じような旨味を感じます。
このような共通点が見られるのは、えびが進化したものがカニだからであると考えられています。
給食には、毎日いろいろな食材が使われています。ときには、食材を食品分類や栄養価による分類ではなく、
生物学的分類から見てみると、新たな気付きがあるかもしれません。
給食を含む食育からは、生きる力を身に付けることができます。
毎日の給食を多様な視点から捉え、多くのことを学ぶ機会にしましょう。
ごはん 牛乳 華風サラダ 麻婆豆腐 ヨーグルト
今日の給食には、麻婆豆腐が出ました。
麻婆豆腐には、豆腐が使われています。
豆腐は、木綿豆腐、絹ごし豆腐、ソフト豆腐、充填豆腐の4つに分類されます。
木綿豆腐は、豆乳を固める時、四隅に穴の開いた型箱に、木綿の布を敷いて流し込み、
蓋をした後、重しを、水気をきった豆腐です。
絹ごし豆腐は、水切りをしないでそのまま固めたもので、表面が滑らかで舌触りがよい豆腐です。
ソフト豆腐は、木綿と絹ごしの中間の味わいが楽しめます。
充填豆腐は、容器に流し込んで加熱・冷却した豆腐です。
豆腐はこのような製造方法の違いで、舌触りが変わっています。
今日の給食の麻婆豆腐には、木綿豆腐を使っています。
木綿豆腐のしっかりとした舌触りを感じながら、おいしくいただきましょう。
パン 牛乳 じゃがいもといかのケチャップ炒め にら玉スープ 河内晩柑
今日の給食には、にら玉スープが出ました。
にらは東アジア原産の野菜で、日本でも『古事記』や『万葉集』にも記載があり、
薬草として古くから利用されていました。
にらには、独特の香りがあり、これはにんにくに含まれる成分と同じです。
この香りの成分は、アリシンと言う成分で、ビタミンB1の吸収率をアップさせ、
糖分の分解を促進するので、ビタミンB群が豊富な豚肉等の食品と
いっしょに調理することがおすすめです。
また、血行を良くすると言われている食品でもあるので、
胃腸の働きを助け、風邪の予防等にも効果があると言われています。
今日の給食では、にらと栄養価の高い卵、旬の新玉ねぎなどを具材にし、にら玉スープを作りました。
しっかり食べて、梅雨の蒸し暑さに負けないようにしましょう。
ごはん 牛乳 小いわしのから揚げ レモン風味漬 磯煮
今日の給食には、小いわしのから揚げが出ました。
いわしは、海の中で群れを作り、その形を変化させながら泳いでいます。
遠くから見ると、巨大な生き物のように見えるので、敵から身を守るために、
群れを形成していると言われています。
いわしの種類には、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシがあります。
学校給食では、出汁をとるための煮干しとして、カタクチイワシを多く使用しています。
カタクチイワシは、下顎が短く、上顎しかないように見えるため、
この名前で呼ばれるようになったと言われています。
体調は約10cmで、瀬戸内海でよく獲れます。
今日の給食では、小いわしを食べやすくから揚げに調理しています。
よくかんで、いただきましょう。
黒糖パン 牛乳 ナムル ちゃんぽん 大豆と子煮干しの揚げ煮
今日の給食は、『長崎県の味めぐり』献立でした。
長崎ちゃんぽんは、豚肉や魚介類、野菜を具材に用いた麺料理です。
明治時代中頃に、中華料理店の中国出身の店主が、長崎県に住む中国人留学生に、
安くて、栄養のある食事を提供したいと、故郷の料理をベースに考えだしたのが、
ちゃんぽんという料理の発祥とされています。
長崎県は、鎖国時代に日本で唯一開港されており、独自の文化を育ててきました。
中でも、このちゃんぽんは、当時深く関わりのあった中国の影響を受けて生み出された料理とも言えます。
長崎県の歴史や食文化を感じながら、おいしくいただきましょう。
ごはん 牛乳 鯖のみそ煮 磯和え 沢煮椀
今日の給食には、沢煮椀が出ました。
沢煮椀は、昔、漁師が漁へ出た時の保存食として塩漬けの豚肉と、
野菜を使い、汁物にしたことが発祥の料理と言われています。
沢煮椀の沢には、漢字で書くと、“たくさん”という意味があります。
豚肉とたくさんの野菜を千切りにして煮ることが特徴の汁物です。
今日の給食の沢煮椀には、豚肉、油揚げ、しいたけ、にんじん、
もやし、たけのこ、ねぎが入っています。
おいしくいただきましょう。
ハヤシライス 牛乳 ごまドレッシングサラダ (袋)小魚
今日の給食には、ごまドレッシングサラダが出ました。
ごまは、古くから栽培されており、奈良時代には、ごま油で作った
唐菓子が貢物として献上されたという記録が残っています。
ごまは栄養素が豊富に含まれており、特に亜鉛、ビタミンB群、食物繊維等の栄養素が豊富に含まれています。
また、ごまには、白ごま、黒ごま、黄ごま、茶ごまなどの種類があり、
ごま油やペーストなどの加工品も作られており、さまざまな料理や菓子に利用され、
私たちの食生活になじみ深い食品の一つです。
今日の給食では、白ごまをから炒り後、冷却し、野菜と和えて調理しました。
香ばしいごまの風味を感じながら、味わっていただきましょう。
米粉パン 牛乳 コーンサラダ ひじきスパゲティ (袋)アーモンド
今日の給食には、ひじきスパゲティが出ました。
ひじきなどの海藻を食べる習慣のある国は、世界でも限られた国だけです。
その限られた国の中でも、日本は、昔からよく海藻を食べていました。
それは、日本人の好みに合っていたというだけでなく、カルシウム質が少ない日本の国土では、
農作物等からの摂取だけでは、カルシウムを十分に摂取することができなかったためです。
そこで、先人達は魚介類を摂取することで、カルシウム不足を補ってきました。
しかし、内陸部に住む人々は、新鮮な魚介類を入手することが困難であったため、
魚介類より保存期間が長い海藻類を食べるようになったと言われています。
今日の給食では、カルシウムなどのミネラルが豊富な松山産ひじきを使って、
ひじきスパゲティを作りました。海の恵みに感謝して、おいしくいただきましょう。
えんどうごはん 牛乳 若鶏のから揚げ おひたし 若竹汁
今日の献立は、『旬の“えんどう豆”を生かした献立』です。
えんどう豆は、世界最古の豆と言われるほど、世界中で昔から食べられています。
エジプトのツタンカーメン王も食べていたと言われ、その墓から発見された種から生長して育てられた
「ツタンカーメンのエンドウ」という品種もあります。
また、えんどう豆には、豆を食べる“実えんどう”と、
豆が大きくなる前に収穫し、さやごと食べる“絹さや”などの“さやえんどう”があります。
今日の給食では、旬の実えんどうを「えんどうごはん」にしました。旬の味を、おいしくいただきましょう。
パン 牛乳 茎わかめサラダ じゃが芋のベーコン煮 チーズ
今日の給食には、チーズが出ました。チーズは牛や羊、ヤギのミルクを発酵させて作ります。
固めてすぐに食べるフレッシュチーズ、表面にカビを付けて熟成させたブルーチーズなど、
チーズには種類が多くあります。
チーズは、骨や歯を丈夫にするカルシウムや、たんぱく質を豊富に含んでいます。
また、むし歯になるリスクを減らす食べ物としても知られており、
食後に2、3口程度食べるとよいと言われています。チーズに含まれるミネラルに、
むし歯の原因となる酸の働きを抑制する効果があるためです。
今日の給食のチーズも、主食、主菜、副菜をしっかり食べてから食べましょう。
食後の歯みがきも、忘れないようにしましょう。