11月4日(木)の給食

2021年11月4日 12時18分

もち麦ごはん 牛乳 大豆とひじきのかき揚げ 牛肉の卵とじ丼

 今日の牛肉の卵とじ丼には、揚げ麩が入っています。

は、中国から仏教の伝来とともに、精進料理に使われる食材として伝わったと言われています。

 麩にはいろいろな種類があり、以下のような工程を経て作られます。

まず、小麦粉に水を加え、よく練ったものを水の中で洗うと、でん粉が流れ、

グルテンという小麦たんぱくが残ります。

次に、これを水で洗ったものが湿麩と言われ、湿麩に強力粉や米粉を加えたものが生麩です。

 また、生麩を焼いたものが、乾物として扱われる焼き麩です。

今日の給食で使っている揚げ麩は、小麦に含まれるグルテンを練り上げて棒状にし、油で揚げたものです。

 昔は、小麦が高価だったこともあり、麩は、宮中寺院特別な日の食べ物でした。

このため、寺院が多く、御所もある京都で、麩の文化は発展しました。

麩が全国に広まったのは、江戸時代だと言われています。

 牛肉とだし汁のうま味をたっぷり含んだ揚げ麩の入った牛肉の卵とじ丼を、

おいしくいただきましょう。