
かやくごはん 牛乳 かき揚げ かす汁 みかん
今日の給食は、『大阪府の味めぐり』献立でした。
米と一緒に野菜や肉などを炊き込む、五目ご飯、混ぜご飯、炊き込みご飯のことを、
大阪では「かやくごはん」と呼び、庶民の味として広く親しまれています。
「かやくごはん」は冷めてもおいしく食べることができ、具材が豊富でおかずが少なくても
満足感が得られることや、あり合わせの野菜を使って無駄なく作れることから、ふるさとの味として
受け継がれています。また、「かす汁」は、酒蔵が多い関西地方で親しまれている料理で、
寒い時期には体を温めてくれます。
今日は、大阪府の郷土料理「かやくごはん」です。おいしくいただきましょう。

ごはん 牛乳 いかのさらさ揚げ アーモンドなます 磯煮
今日の給食には、アーモンドなますが出ました。
アーモンドは代表的なナッツの一つで、種の中の実の部分を食べます。
そのまま乾煎りし、食べるだけでなく、スライスや粉末にするなど加工し、
菓子や料理の材料としても使われます。
アーモンドには、ビタミンEが多く含まれており、老化やガンを予防する効果が期待されています。
また、成長に欠かせないビタミンB2、骨を強くするカルシウム、貧血を予防する鉄なども含まれています。
今日の給食では、アーモンドを和え物に使いました。ナッツ特有の食感と香ばしい香りを楽しみながら、
よくかんでいただきましょう。

コッペパン 牛乳 鶏肉と野菜の炒めもの 白菜スープ みかん
今日の給食には、白菜スープが出ました。
白菜は中国原産の野菜です。日本へは明治時代に入ってきました。
白菜は水分を多く含む野菜で、ビタミンⅭ、カリウム、カルシウムなどの、
ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。
白菜は、寒くなるにつれ、甘味が増し、味も良くなります。
白菜の葉と葉がギュッと巻くことを「結球」と言いますが、暑過ぎても寒過ぎても、
きちんと結球した白菜には育ちません。農家の方は、種をまく時期を調整したり
温度を管理するなど、いろいろな努力をして、形がよく、おいしい白菜を栽培してくれています。
今日は、白菜をスープに入れました。おいしい野菜を栽培してくださる農家の方に感謝して、いただきましょう。

五穀米入りごはん 牛乳 ごまドレッシングサラサ 豆腐の五目あんかけ のり
今日の給食には、豆腐の五目あんかけが出ました。豆腐は“畑の肉”と呼ばれるほど、
栄養豊富な大豆からつくられます。今日の給食で使用している豆腐は木綿豆腐です。
豆腐には、加工方法の違いにより、木綿豆腐、絹ごし豆腐、焼き豆腐、ソフト豆腐、充てん豆腐等、
多くの種類があります。それぞれの豆腐ごとに、加工方法が若干異なりますが、豆腐の基本的なつくり方は
同じです。
豆腐をつくるには、まず、大豆を一晩水に浸漬します。次に浸漬した大豆を、機械で粉砕します。
この粉砕してできたものを、加熱します。加熱すると、固形部分がおから、液体部分が豆乳、
表面には湯葉ができます。さらに、豆乳部分のみを分け、ここに“にがり”と呼ばれる凝固剤を入れ固めると、
豆腐ができます。
豆腐は味が淡泊で、和食、洋食、中華等いろいろな料理に合わせることができます。
今日の給食では、豚肉、きくらげ、筍、人参、玉ねぎ、もやし、えのき、ねぎなどの具材とあわせ、
五目あんかけをつくりました。体が温まる豆腐の五目あんかけを、おいしくいただきましょう。

黒糖パン 牛乳 ししゃもフライ 海藻サラダ ビーフン汁
今日の給食には、ししゃもフライが出ました。
店頭で販売されている多くのししゃもは、“本ししゃも”ではなく、“からふとししゃも”です。
“本ししゃも”は、生息域が北海道の太平洋沿岸に限られるため、市場に出回る数は少なく、
とても希少です。
“本ししゃも”とからふとししゃも”のどちらも、骨ごと食べることができ、
たんぱく質、鉄、カルシウムなどをしっかり摂取することができます。
また、体内でつくることができないため、食事から摂取する必要があるDHA、EPAなどの
栄養素も含まれています。特に、カルシウムは、現代の日本においても、摂取量が必要量に届いていない
栄養素の一つです。カルシウムは成長期にあるみなさんにとっても、大切な栄養素です。
今日の給食のししゃもフライも、よくかんでいただきましょう。

ごはん 牛乳 大根ごまサラダ 麻婆豆腐
今日の給食には、大根ごまサラダが出ました。
ごまには、ゴマグリナンというポリフェノールが多く含まれています。
ゴマグリナンの中には、セサミンやセサミノール、セサモリンなどが含まれます。
ゴマグリナンには、肝機能の改善、コレステロールの減少、脂質代謝の促進等の効果があると言われています。
ごまは固い外皮をもつため、消化吸収をよくするためには、加熱したりすりごまにしたりすると、
ゴマグリナンを効果的に摂取することができます。
今日の給食の大根ごまサラダに使っているごまも、加熱し、炒りごまにしてから、サラダに使っています。
炒りごまにすることで、ごまの香りも一層引き立ちます。また、よくかんで食べると、咀嚼により、
ごまの外皮をすりつぶすことができ、ゴマグリナンを吸収しやすくなります。
健康効果が期待されるゴマグリナンを豊富に含むごまを使った、大根ごまサラダをおいしくいただきましょう。

きりぼし飯 牛乳 三色あえ すいとん みかん
今日の給食は、和食の献立でした。和食には、食器の配置や箸の取り扱い方等について、
一緒に食事をする人が、和やかに気持ちよく食事ができるよう、いくつかのマナーがあります。
食器の配置については、各御家庭に毎月配布されている予定献立配膳図を見ていただくと
参考になるかと思いますが、主食のご飯は左手前、汁物は右手前、主菜等のおかずは右奥、
和え物やサラダなどの副菜等は左奥になります。
また、箸については、正しい持ち方をすることで、一粒の米もむだにすることなく
きれにご飯を食べることができたり、魚の骨をきれに除くことができるなど、細かな所作も美しく
行うことができます。
箸の取り扱いについては、古来より「嫌い箸」(「忌み箸」、「禁じ箸」とも呼ばれます)と呼ばれる
誤った箸の取り扱い方があり、箸を握る「握り箸」、料理に箸を刺す「刺し箸」、箸で食器等を寄せる「寄せ箸」
などは、マナー違反となります。
給食の時間だけでなく、食事をする際には、誰もが和やかに気持ちよく食事ができるよう、
マナーを守って食事をしましょう。

パン 牛乳 若鶏のコーンフレーク揚げ ほうれん草のスープ みかん
今日の給食には、みかんが出ました。
柑橘類の中でも、果皮がむきやすいものをみかん類と呼びますが、
その代表的なものの一つが温州みかんです。
みかんの原産地は鹿児島県で、遣唐使が中国からもたらしたとも伝えられています。
愛媛県でも多く栽培されており、年間生産量は、和歌山県に次いで全国二位となっています。
みかんのビタミンC含有量は多く、“ビタミンCの王様”とも言われます。
また、ビタミンPと呼ばれる抗酸化作用があるフラボノイドも多く含みます。
今日の給食のみかんは、愛媛県産の温州みかんです。地元の柑橘を、おいしくいただきましょう。

栗ごはん 牛乳 れんこんチップス おひたし 磯煮
今日の給食には、栗ごはんが出ました。栗は縄文時代の遺跡からも見つかっており、大昔から食べられていまし
た。愛媛県でも昔から栽培されており、特に伊予市中山町の栗は有名で、江戸時代の参勤交代時に、将軍に献上し、
大変喜ばれたと伝えられています。
栗は炭水化物を多く含み、消化も良い食品です。また、ビタミンB1、ビタミンCも多く含まれています。栗は加熱
すると、柔らかくなり、甘味も増します。今日の給食では、愛媛県産の栗を使い、栗ごはんをつくりました。秋を感
じられる栗ごはんを、おいしくいただきましょう。

パン 牛乳 コーンサラダ きのこシチュー 小煮干しの磯香揚げ
今日の給食には、コーンサラダが出ました。今日のコーンサラダにはキャベツを使っています。
キャベツには、春と冬の1年に2回 、旬があります。春キャベツは、秋頃に種をまき4月から6月に収穫します。
冬キャベツは、夏に種をまき、11月から3月がおいしい時期です。冬キャベツは、全体の形が扁平で、
内部は白く、葉はかたく巻かれています。葉の一枚一枚がしっかりしているため、加熱しても煮崩れしにくいのが
特徴です。また、加熱をすることで、甘みが増します。
学校給食では、サラダに使用する野菜について、安全に提供するため、加熱後冷却して提供しています。
キャベツについても、加熱と冷却をするため、生食とは異なる食感になりますが、冬キャベツの
甘味を味わうことができます。キャベツには、キャベジンと呼ばれる物質が含まれており、
胃酸の分泌抑制や、胃粘膜の新陳代謝を促し、胃炎等の回復に効果があると言われています。
今が旬の冬キャベツを使ったコーンサラダを、おいしくいただきましょう。