10月5日(水)の給食

2022年10月5日 12時28分

パン 牛乳 こんぶサラダ じゃが芋のベーコン煮 大豆いりこ

 今日の給食には、こんぶサラダが出ました。

こんぶ『続日本紀』などの文献にも登場することから、

奈良時代頃には、すでに人々に利用されていたと考えられています。

当時は、「広布(ひろめ)」とも呼ばれ、「喜ぶ」「広める」に通じるとして、

調理以外にも祝いの品として用いられていたようです。

 現在の「こんぶ」という呼称となった由来には諸説ありますが、

平安時代には、「広布」が「こふ」や「こんふ」と呼ばれるようになり、

さらに、音読み「こんぶ」と呼ばれるようになったと考えられています。

 こんぶはビタミンミネラル食物繊維を多く含みます。

また、こんぶ独特のぬめりに含まれるフコイダンは、発癌予防の効果も期待されています。

 今日の給食では、こんぶを使ってサラダを作りました。よくかんでいただきましょう。

10月4日(火)の給食

2022年10月4日 12時23分

ごはん 牛乳 鯛の香味揚げ ボイル野菜 さつま芋のみそ汁

 今日の給食には、さつま芋のみそ汁が出ました。さつま芋は古くから食べられており、

紀元前から栽培されていました。日本では、江戸時代に栽培が始まり、

当時、飢饉の際には、さつま芋が食糧難に苦しむ多くの人を救いました。

やせた土地でも栽培が可能であるため、品種改良も進み、現在では、多くの品種が栽培されています。

西日本を中心に栽培され、徳島県特産品でもある「鳴門金時」や、種子島特産「安納芋」

焼酎の原料として使用される「黄金千貫(こがねせんがん)」などがあります。

 さつま芋は加熱すると甘味が増し、菓子等の材料にも使用されるため、

カロリーが高そうだと感じる人もいるかもしれませんが、実際には、米や小麦の三分の一程度と低く、

加熱しても損なわれにくいビタミンC食物繊維も豊富に含まれており、旬のこの時期には

ぜひ食べてほしい食品の一つです。

 今日の給食では、愛媛県産の裸麦を使った麦みそを使い、さつま芋のみそ汁を作りました。

さつま芋を味わっていただきましょう。

10月3日(月)の給食

2022年10月3日 12時27分

 

ごはん 牛乳 さばのみそ煮 酢物 高野豆腐の卵とじ

 今日の給食には、酢物が出ました。酢物の調理に欠かせないは、

 世界最古の調味料とも言われており、紀元前5000年頃バビロニアで作られたと考えられています。

当時、すでに干しぶどうやナツメヤシなどから酒を作っていたという記録が残っており、

果物や穀物を貯蔵している間に、アルコール発酵によりができ、さらにその酢酸菌発酵し、

偶然誕生したことが酢の起源と言われています。

 日本醸造されるようになったのは、4~5世紀頃とされており、

中国から酒を作る技術とともに米酢の醸造技術が伝えられたと言われています。

調味料として一般に使用されるようになったのは、江戸時代以降だと言われています。

 今日の給食では、キャベツきゅうりわかめを使って酢物をつくりました。

さっぱりとした酢物を、おいしくいただきましょう。

9月28日(水)の給食

2022年9月28日 12時22分

コッペパン 牛乳 ドレッシングサラダ スパゲティペスカトーレ チーズ

 今日の給食には、スパゲティペスカトーレが出ました。

スパゲティなどのパスタと呼ぶことが、日本でも一般的になってきていますが、

元来、イタリアでは、小麦粉から作られる製品パスタと呼び、スパゲティだけでなく、

マカロニなどもパスタの一種です。

 パスタには、スパゲティのような乾燥パスタ生パスタがあり、

その種類は約300種類もあると言われています。パスタは小麦粉から作られますが、

パスタ作りに使われる小麦粉は、日本で一般的な調理に使用されることが多い薄力粉ではなく、

デュラムセモリナと呼ばれる小麦粉です。デュラムセモリナの特徴は、こねると強いコシ弾力が出て、

歯触りが良いことです。デュラムセモリナで作られたスパゲティをおいしく調理するコツは、

たっぷりの湯食塩を入れて茹で、スパゲティの中心に針の先程の芯が残るアルデンテと呼ばれる状態に

仕上げることです。

 今日はスパゲティに魚介類とトマトを合わせたスパゲティペスカトーレです。

おいしくいただきましょう。

9月27日(火)の給食

2022年9月27日 14時14分

ビビンバ 牛乳 卵スープ パイン

 

 今日は、「ビビンバ」について、お話しします。

 ビビンバはご飯の上に野菜や山菜の和え物、肉、卵焼きなどの具を彩りよく盛りつけた、韓国を代表する料理で

す。ビビンバは正しくは「ビビムパム」といいます。「ビビム」は混ぜ合わせるという意味で、「パム」はご飯のこ

とです。食べる前に、コチュジャンという韓国の甘辛い味噌を少しずつ加えながら辛さを調整し、スプーンでよく混

ぜていただきます。韓国では、ご飯の上に盛りつける具は5種類とされています。

 今日の給食のビビンバは、豚肉、ぜんまい、こんにゃく、にんじん、こまつなの5種類の具を入れています。

 味わっていただきましょう。

 

9月26日(月)の給食

2022年9月26日 12時27分

ごはん 牛乳 ししゃもの南蛮漬け ボイルキャベツ 切干大根のうま煮 しそひじき

 今日の給食には、ししゃもの南蛮漬けが出ました。

 南蛮漬けは、小魚油で揚げ、玉ねぎなどの野菜と、唐辛子等を加えた甘酢に漬け込んだ料理です。

小あじわかさぎなどの小魚が、南蛮漬けには多く使われます。小魚魚を骨ごと食べることができるため、

魚に含まれる良質のたんぱく質脂質カルシウムなどの栄養をとることができます。

 また、南蛮酢 のさっぱりとした酸味は夏の暑い時期にも、食欲を増進してくれます。

南蛮漬けはクエン酸を含むを使って調理するため、保存もきき

しっかり漬け込むと小魚の骨もやわらかくなり食べやすくなります。

 今日のししゃもの南蛮漬けも、たんぱく質やカルシウムがしっかりとれるよう、よくかんでいただきましょう。

 

9月22日(木)の給食

2022年9月22日 12時26分

里芋のおもぶり 牛乳 ホキの衣揚げ おひたし すまし汁

 今日の給食には、里芋のおもぶりが出ました。

 里芋は中国から日本に伝わった野菜です。伝えらえた当時は、

主食として食べられていましたが、現在 では主におかずとして食べられるようになっています。

でとれる「山芋」に対して、で作られるので「里芋」と呼ばれるようになりました。

 里芋は、親芋のまわりに小芋がたくさんでき、どんどん増えていくことから子孫繁栄につながり、

おめでたい食べ物として、正月地方祭月見などの行事でもよく食べられています。

 また、愛媛県では、四国中央市などで「女早生」「伊予美人」などの品種が栽培されており、

東予地方を中心に、これらの里芋を使った「いもたき」郷土料理として親しまれています。

 里芋については、今月の給食掲示資料である給食イングリッシュでも紹介しています。

里芋をおいしくいただき、より詳しく里芋について知ることができるので、

ぜひ給食イングリシュも読んでみてください。

 

 

9月21日(水)の給食

2022年9月21日 12時25分

コッペパン 牛乳 コーンサラダ じゃがいものケチャップ煮 大豆いりこ

 今日の給食には、じゃが芋のケチャップ煮が出ました。

じゃが芋のケチャップ煮は、味付けにケチャップを使っています。

ケチャップは、夏野菜の一つであるトマトから作られています。

 みなさんはトマトからケチャップがどのように作られるか知っていますか。

トマトからケチャップを作るには、まず、トマトから皮と種を取り除き

少し煮詰めピューレ状にします。さらに、すりおろした玉ねぎやにんにく、

食塩、香辛料、酢、砂糖などを加え加熱します。とろっとしたソース状になり、

コクのあるまろやかな味になれば、ケチャップの出来上がりです。

 であるの時期には、そのまま食べてもおいしいトマトですが、ケチャップをはじめ、

チリソースの原材料として使われるなど加工食品としても、私達にとって身近な食材です。

 今日の給食では、ケチャップを煮込み料理に使 いました。

トマトの甘味香辛料の風味を味わっていただきましょう。

9月20日(火)の給食

2022年9月20日 12時28分

梅ごはん 牛乳 高野豆腐の揚げ煮 豚汁 

 今日の献立は、『和歌山県の味めぐり』献立でした。

 は、和歌山県を代表する特産物の一つです。栽培されている主な品種は、

「南高」「古城」です。「南高」は和歌山県のみなべ町で誕生しました。

「南高」は、柔らかい皮にふっくらとした厚みのある果肉が包まれており、

梅の中でも最高級の品種の一つで、今日の給食の梅ごはんにも、南高梅を使っています。

また、「古城」は、果肉が厚く種が小さいのが特徴で、梅ジュース梅酒を作るのに適しています。

 高野豆腐は、鎌倉時代に、高野山の僧侶たちによって作られ、精進料理として食べられていました。

江戸時代から昭和初期にかけて高野山では、貴重なたんぱく源として盛んに作られていました。

 今日の給食では、揚げた高野豆腐と野菜を甘辛く炒め煮にしています。

 和歌山県の味を、おいしくいただきましょう。

 

9月16日(金)の給食

2022年9月16日 12時25分

コッペパン 牛乳 いかのさらさ揚げ タイビーフン炒め ぶどう

 今日の給食には、ぶどうが出ました。

 ぶどうの種類はとても多く、世界には1万種以上のぶどうがあると言われています。

このうち、日本 では主に、30から40種類が栽培されています。

 ぶどうは、8月から9月の時期が一番おいしく、ビタミンなどの栄養もたっぷり含まれています。

 松山市では、85年以上前から伊台地区で作られており、ニューピオーネ藤稔

シャインマスカットなどさまざまな品種が栽培されています。

 甘くておいしいぶどうですが、この甘みの正体は「ブドウ糖」という糖類です。

「ブドウ糖」は、体の中でエネルギーに変わりやすいため、疲労回復などに効果があり、

暑さがまだまだ続くこの時期にぴったりの果物です。

 ぶどうを味わっていただきましょう。