
ごはん 牛乳 いわしの変わりソース のっぺい汁 節分豆
今日の献立は、節分の行事食献立でした。
『節分』とは、季節の変わり目を意味し、春・夏・秋・冬と一年に四回あります。
この中でも、旧暦で新年を迎える時期と重なる『春の節分』を、『節分』と言うようになりました。
昔は、季節 の節目に病気や災いが起こりやすいと考えられており、
病気や災いを追い払う行事として始められたのが『豆まき』です。『豆まき』は室町時代から行われており、
節分の豆を歳の数だけ食べると、その年は災いを避けることができ、縁起が良いと言い伝えられてきました。
江戸時代以降は、とげのある植物であるヒイラギの小枝に、いわしの頭を刺したものを家の入口に置いて、
鬼を追い払う風習も見られるようになりました。
今日の給食の行事食は、『いわしの変わりソース』と『節分豆』です。
日本古来の行事や伝統についても知識を深めながら、おいしくいただきましょう。

米粉パン 牛乳 肉団子の甘酢煮 ビーフン汁 伊予柑
今日の献立は、松山市で収穫された伊予柑を使った『とれたて感謝の日』献立でした。
伊予柑は、温州みかんと並び、愛媛県を代表する柑橘の一つです。
愛媛県に伊予柑栽培定着のきっかけをつくったのは、松山市持田町で庄屋を営んでいた人の家族で、
明治22年に苗木を購入し、農家の方へ配布したことで栽培が広がったそうです。
その後 、昭和29年に松山市平田町の農家で、今までの伊予柑より20日ほど早く果実が熟し、
皮が薄く、実の付きもよい伊予柑が発見されました。酸味や種も少なく、風味がよいことが特徴で、
農家の人の名前から『宮内いよかん』と名付けられました。現在では、伊予柑生産量の9割を
『宮内 いよかん』が占めています。
今日の給食の『宮内いよかん』も果汁がたっぷりで、さわやかな風味があります。
地域の産物を味わっていただきましょう。

わかめごはん 牛乳 かりかりがんも すいとん
今日の給食には、わかめごはんが出ました。
日本は周囲を海で囲まれていることから、海産物の種類や量が豊富です。
わかめは、日本各地で採ることができますが、うず潮で有名な徳島県の鳴門のわかめや、
東北の三陸で採れるわかめなどが有名です。
わかめは食物繊維を豊富に含み、体の中の余分な脂肪を体の外に出す働きがあります。
そのため、毎日少しずつ食べることで血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑え、
動脈硬化を防ぎ、生活習慣病を予防することにつながります。料理をする際に、
みそ汁や和え物、サラダなどの具材として上手にわかめを取り入れてみましょう。
今日は主食の具材としてわかめを取り入れ、わかめごはんを炊飯しました。味わっていただきましょう。

もち麦ごはん 牛乳 ごまドレッシングサラダ シーフードカレー チーズ
今日の給食には、チーズが出ました。
チーズは大きく分けると、ナチュラルチーズとプロセスチーズがあります。
ナチュラルチーズは、酵素と乳酸菌の働きにより、牛乳の脂肪分とたんぱく質を固めて、
熟成 、発酵させたものです。
プロセスチーズは、ナチュラルチーズに乳化剤などを加え加熱して溶かし、
再び形を整 え凝固させたものです。加熱処理により乳酸菌の発酵が止まっているため、
保存中に熟成 が進まず、長期保存が可能です。
今日の給食のチーズは、プロセスチーズです。成長期に必要なカルシウムが豊富に含まれています。
おいしくいただきましょう。

コッペパン 牛乳 ひじきサラダ みそチゲ ポンカン
今週は全国学校給食週間です。給食が私達のもとに届くまでには、多く方が関わってくださっています。
食材に関して言えば、農家や畜産に関わる方々は、野菜や米 、鶏や豚、牛などを、
たくさんの愛情と手間ひまをかけて育てています。生産者の方は、みなさんにおいしく安全に食 べてもらえるよう、
毎日、動植物の命や自然と向き合ってくださっています。
命や自然環境 と向き合うことは、とても大変な仕事ですが、みなさんがおいしく食べてくれている
笑顔を思い浮かべると、元気が出て頑張ることができるそうです。
また、調理場では多くの調理員の方が朝早くからたくさんの食材を洗ったり、切ったりして、
調理をしてくださっています。給食を学校に運ぶ運転手さんは、安全第一でみなさんのもとに
給食を運んでくださっています。
給食にはたくさんの人が関わってくださっています。感謝の気持ちを忘れず、
今日の給食もおいしくいただきましょう。

ごはん 牛乳 豚肉のから揚げ 緋のかぶなます のっぺい汁 (袋)のり
今日の給食には、緋のかぶなますが出ました。
緋のかぶ漬けは、松山の特産物で、松山市では正月の食卓に並ぶ郷土の味です。
緋のかぶは、江戸時代に、今の滋賀県日野の出身であった、松山藩の2代目城主の蒲生忠知が、
“日野の赤かぶ”を植えたのが始まりです。その鮮やかな色から、緋 のかぶと呼ばれるようになりました。
緋のかぶは、白かぶに比べると食感が硬めですが、漬物にすると程好い歯ごたえになります。
このかぶは、皮は赤色で中身は白い色をしていますが、緋のかぶ漬けを作る際に、
愛媛県の特産である柑橘のだいだいから作られる“だいだい酢”に漬けることで、
かぶに含まれるアントシアニンという色素が鮮やかな緋色になります。
今日の給食では、大根も加え、緋のかぶなますにしました。
地元に伝わる伝統的な産物を味わっていただきましょう。

コッペパン 牛乳 チリコンカン 卵スープ ポンカン
今日の給食には、ポンカンが出ました。
ポンカンは温州みかんよりやや大きく、へたの所が突き出ているのが特徴です。
ポンカンの原産地はインドのアッサム地方で、中国、台湾を経由し鹿児島県に伝わったとされています。
国内では、愛媛県の他に鹿児島県・高知県・熊本県で作られています。
ポンカンの「ポン」はインドにある土地の名前で、「カン」は柑橘の柑からきています。
収穫時期は、12月 から1月頃までです。収穫後、しばらく貯蔵すると、皮からほど良く水分がとび、
果実に弾力が出て、甘みが増します。市場に出るまでに、この貯蔵の期間を経るため、
他の柑橘と比べると、皮の表面が少しポコポコした感じになりますが、
果肉には果汁がたっぷり含まれており、しっかりとした食べ応えがあります。
今が旬の果物、ポンカンを味わっていただきましょう。

鯛めし 牛乳 せんざんき ボイルキャベツ 大根のみそ汁
今日の給食は、『愛媛県の味めぐり』献立でした。
「鯛めし」は、愛媛県の郷土料理で、地域によって調理法が異なります。
東予地方や中予地方では、鯛を丸ごと米と一緒に炊き込み、炊きあがった後で鯛の身をほぐして、
ごはんと混ぜて合わせて食べます。南予地方では、鯛の刺身を、醤油、みりん、卵、ごま、
だし汁を合わせたたれに漬け込み、たれごと温かいごはんにかけて食べます。
「せんざんき」は、東予地方の郷土料理です。鶏の色々な部位の骨付き肉を使った揚げ物料理で、
江戸時代、近見山のキジを捕獲して揚げ物にしたことが始まりとされています。
現在では鶏肉が使われていますが、鶏を丸ごと千のように切るため「せんざんき」と
呼ぶようになったとも言われています。
愛媛県の郷土料理をおいしくいただきましょう。

米粉パン 牛乳 かき揚げ 卵うどん いちご
今日の給食には卵うどんが出ました。
鶏卵は、主菜料理として手軽に調理ができる食品の一つです。
ゆで卵や卵焼き、目玉焼きのように、卵をメインに使った料理だけではなく、
卵とじやかき玉汁のように、他の食材と組み合わせて使うこともできます。
また、ハンバーグのつなぎや天ぷらなどの揚げ衣に使 うこともあり、幅広く調理に活用されます。
栄養面では、良質なたんぱく質だけでなく、ビタミンやカルシウム、鉄など、
私達の健康 を維持するために必要な栄養素が豊富に含まれています。
今日は鶏卵を使って、卵うどんを調理しました。栄養たっぷり、体も温まる卵うどんを、
おいしくいただきましょう。

ごはん 牛乳 さばのみぞれ煮 即席漬 豚汁
今日の給食には、豚汁が出ました。
日本で本格的に豚肉料理が普及したのは、明治時代以降のことです。
今では、鶏肉・牛肉と並び、一般的に食べられる肉類の一つになっています。
豚肉は和食、洋食、中華とさまざまな料理に使うことができます。
「しょうが焼き」「トンカツ」「豚の角煮」などは、豚肉 を使った料理の中でも人気の献立で、
家庭料理としてもひろく親しまれています。
また、豚肉は栄養価も高く、牛肉の約10倍のビタミンB1が含まれており、疲労回復に役立ちます。
今日は豚肉と野菜を使って、豚汁を作りました。寒い冬に体が温まる豚汁を、おいしくいただきましょう。