ごはん 牛乳 豚肉のピリカラフル カニと白菜のスープ
今日の給食には、カニと白菜のスープが出ました。
今日のスープに使っているカニは、ズワイガニです。
冬に旬をむかえるズワイガニは、水揚げする場所によって名前が異なります。
山陰地方で水揚げされるものは「松葉ガニ」、北陸地方で水揚げされるものは「越前ガニ」と呼ばれます。
また、カニの仲間には、冬以外の季節に旬をむかえる種類もあります。
東京湾や瀬戸内海 に生息する「がざみ」は夏に旬をむかえます。
甲羅や脚に毛が生えている「毛ガニ」は、北海道を中心に生息し、一年中、水揚げされます。
カニは、アミノ酸を豊富に含みうま味がしっかりあり、成長期に必要なカルシウムや鉄も豊富に含まれています。
うま味がたっぷりの、旬のカニを味わっていただきましょう。
コッペパン 牛乳 ぎょうざ 華風磯和え みそラーメン
今日の給食には、みそラーメンが出ました。
給食活動の時間に、皆さんの教室や給食受渡室等で、時々、「ラーメンと中華そばの違いは何ですか?」
という質問を受けることがあります。この質問に端的にお答えする際には、「基本的には同じ食べ物で、
時代の違いによる呼び名の違いですよ。」とお答えしています。
昭和30年台頃までは、各地域で「中華そば」「支那そば」「南京そば」など、さまざま名称で呼ばれていたようです。
「中華」「支那」「南京」のいずれも、発祥が中国であることを表しており、中国から入ってきた麺料理ということで、
これらの名称で呼ばれていたようです。
その後、昭和33年に日本の食品メーカーが、世界初の即席麺を販売しました。
その際の商品名に、「ラーメン」という名称が使用されました。当時はまだ、この「ラーメン」に、
「柳麺」や「老麺」などの漢字が当てられていたりもしたようですが、現在では、「ラーメン」という名称が定着しています。
今日の給食は、寒い冬に体が温まるみそラーメンです。おいしくいただきましょう。
こぎつねごはん 牛乳 小鰯の南蛮煮 のっぺい汁
今日の給食には、こぎつねご飯が出ました。
こぎつねご飯は、甘辛く煮た油揚げ、鶏肉、人参、枝豆が入った混ぜご飯で、
本日、給食に初登場した新しい献立です。献立名は、きつねの好物は油揚げであるという言い伝えに由来 しています。
こぎつねご飯は、約20年前から静岡県浜松市内の一部地域で、給食献立として提供されていました。
現在では、浜松市内のほぼ全域で提供され、広く知られた献立になっています。
また、浜松市内では、こぎつねご飯を商品化したおにぎりが、コンビニで販売されているほど大人気の一品です。
甘辛く煮た油揚げがおいしいこぎつねご飯を、味わっていただきましょう。
コッペパン 牛乳 切干大根の中華サラダ 厚揚げの中華炒め いちごジャム
今日の給食には、いちごジャムが付いています。
鮮やかな赤色をしたいちごは、豊かな香りがあり、甘みと酸味のバランスが良い果物です。
洗ったいちごをそのまま食べて、新鮮な果汁の味わいを楽しむだけでなく、
ジャムやジュース、ゼリーなど多くの加工品も作られています。
皆さんはいちごなどの果物をジャムにすると、なぜとろっとしたジャム特有の食感が生まれるのか知っていますか?
いちごなどの植物には、細胞と細胞の間にペクチンと呼ばれる炭水化物の仲間が存在します。
このペクチンという物質は、いちごなどの果物に含まれる酸や糖と一緒に加熱するとゼリー状になる性質をもっています。
このペクチンの性質が、ジャム特有のとろっとした食感を生み出しています。
いちごジャムといっしょにパンもおいしくいただきましょう。
ごはん 牛乳 ナムル 麻婆豆腐 小魚
今日の給食には、袋入り小魚が付いています。
この袋入り小魚に使われている魚は鰯です。
鰯は、日本近海を回遊している魚で、かつては漁獲量も多く、
大衆魚と呼ばれていました。
近年は以前ほどの漁獲量はありませんが、鮮魚のみならず加工品としても流通しており、
私達にとってなじみ深い魚の一つです。
鰯には、いくつかの種類がありますが、店頭などで多く見かける鰯は、
真いわし、片口いわし、うるめいわしなどです。
今日の給食の小魚は、小型 の片口いわしを、茹でて乾燥させ、煮干しに加工したものです。
小さいサイズの煮干しなので、カルシウムや鉄などの栄養素がたっぷりの鰯を、
丸ごと食べることができます。成長期にある皆さんに、ぜひ食べてほしい一品です。
よく噛んでいただきましょう。
コッペパン 牛乳 ホキのオランダ揚げ ミネストローネ きなこ豆
今日の給食には、ホキのオランダ揚げが出ました。
オランダ揚げという献立名は、揚げ衣に入っている玉ねぎ、人参、パセリの三つの食材の色を、
オランダの国旗に使われている白色、赤色、青色の三色に見立てていることに由来しているそうです。
青色の食品はあまりないため、青色については緑色のパセリを使用しています。
今日の給食では、ホキをオランダ揚げに調理しています。
ホキのような淡泊な味わいの魚は調理の幅が広いため、味付けや、どのような食材と組み合わせるか、
どのような調理方法を選択するかにより、さまざまな食べ方を楽しむことができます。
揚げ物の衣に、いくつかの野菜を混ぜ合わせ、彩りの美しさや、魚と野菜の両方の味と食感を楽しむことができるのも、
オランダ揚げの良いところです。
視覚でも味覚でも楽しむことができるホキのオランダ揚げを、おいしくいただきましょう。
ごはん 牛乳 鯖のしょうが煮 茎わかめサラダ 大根のみそ汁
今日の給食には、鯖のしょうが煮が出ました。
鯖は全国各地で水揚げされ、私達にもなじみ深い魚です。
愛媛県の佐田岬で獲れる「岬さば」は、ブランド鯖として有名です。
鯖は、夏に北海道沖でエサをたくさん食べ、秋になると産卵のために南下します。
この頃 に獲れる鯖は、脂がのりおいしく食べることができます。
鯖の魚肉には、血合いと呼ばれる色の濃い部分が多く、ビタミンB2を多く含みます。
また、鯖などの青魚に多く含まれるエイコサペンタエン酸は、血管をしなやかに保つ働きをしてくれます。
今日の給食では、脂がのった鯖をしょうが煮にしました。おいしくいただきましょう。
もち麦ご飯 牛乳 ブロッコリーサラダ ポークカレー チーズ
今日の給食には、ブロッコリーサラダが出ました。
ブロッコリーは、11月から3月頃が旬の花野菜です。
産地により収穫時期をずらして栽培しているので、長い期間おいしく食べることができます。
ブロッコリーは、栄養価も高く、たんぱく質、食物繊維、ビタミン、カリウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれています。
ブロッコリーの仲間には、細長い茎が特徴で、葉や花も食べられる「スティックセニョール」や、
ブロッコリーと同じアブラナ科の野菜で、見た目はカリフラワーに似ている、
ブロッコリーとカリフラワーを合わせたような味の「ロマネスコ」などがあります。
今日は、今が旬のブロッコリーを使ってブロッコリーサラダを作りました。
ブロッコリーについては、今月の給食掲示資料である「給食English」でも紹介しています。
「給食English」も読んでみてくださいね。
媛麦パン 牛乳 チリコンカン 白菜スープ 紅まどんな
今日の給食には、松山市産の紅まどんなが出ました。
紅まどんなは、愛媛県立果樹試験場で開発された、愛媛県のオリジナル品種です。
紅まどんなは、発色が鮮やかなとても薄い皮に包まれており、ゼリーのようになめらかな口当たりをした
果汁たっぷりの柑橘です。愛媛県内での主な生産地は、松山市や今治市です。
愛媛県のブランド産品でもある紅まどんなは、皮がとても薄いため、品質基準をクリアする
大玉で美しい紅まどんなを出荷するためには、雨が当たらないようビニールハウスで栽培したり、
出荷のためにサイズなどを分ける選果場で作業する際にも、繊細で美しい果皮を守るために、
柑橘用ではなく果皮が薄く果肉がデリケートな桃用の選果機を使用するなどの気配りがされているそうです。
今が旬の愛媛県のオリジナル品種 、紅まどんなをおいしくいただきましょう。
ごはん 牛乳 さつま芋のかき揚げ うま煮 黒豆
今日の給食は、『正月の行事食』献立でした。
お節料理は、古来より伝わる伝統的な正月の行事食です。
各地域の旬の食材や、各家庭で伝承されてきた調理法で調理されます。
年の初めを祝う料理の数々を、重箱に美しく詰め合わせます。
数の子、黒豆、栗きんとんなどは、お節料理を代表する料理です。
お節料理には、正月という大切な節目を祝い、家族の健康や子孫繁栄を願う気持ちが込められています。
例えば、昆布巻きは、「よろこぶ」に掛けた縁起の良い一品です。紅白なますは、人参の赤と大根の白で、
祝い事を連想させる紅白を表しています。煮物に使われるれんこんは、穴がたくさんあいており、
将来を見通せるようにという願いが込められています。
今日の給食では、正月の行事食として黒豆を調理しました。
本日から3学期の給食も開始になりました。今年一年、まめまめしく元気 に過ごせるよう、味わっていただきましょう。