ちらし寿司 牛乳 えびの天ぷら キャベツのおひたし わかめ汁 (袋)ひなあられ
今日の給食は、『ひなまつりの行事食』献立でした。
三月三日は、ひな祭りです。旧暦の三月三日(現在の暦で四月三日)は、桃の花が咲く頃であったため、
「桃の節句」とも言われています。当時は、女の子の健康と長寿を願う行事でした。
ひな祭りには、ひな人形や桃の花を飾り、ひなあられや白酒をお供えし、ちらし寿司を食べお祝いをします。
ひなあられを食べる風習は、江戸時代の「ひなの国見せ」という風習から生まれたと言われています。
これは、天気の良い日に、ひな人形と一緒に外出し、海や野山の美しい景色を見ながら、菓子等を食べるという催しでした。
この時に食べていた菓子があられであったことから、ひな祭りの際にひなあられを食べるようになったと伝えられています。
今日の給食には、ひな祭りをお祝いし、ちらし寿司とひなあられが出ました。古来から伝わる伝統的な行事食を、おいしくいただきましょう。
もち麦ご飯 牛乳 厚揚げカレー 茎わかめのサラダ (袋)小魚
今日の給食には、もち麦ご飯が出ました。
食物繊維が豊富なもち麦は、昨今の健康志向の高まりから、店頭でも多くの商品を見かけるようになりました。
店頭の雑穀類を取り扱うコーナーに行くと、もち麦と押し麦の両方の商品を見つけることができます。
同じように“麦”という名称が付くため、同一の穀類だと思われている方もいるかもしれません。
しかし、実際にはもち麦と押し麦は、まったく同じ麦ではありません。
もち麦は、名前のとおり、もち性の麦であり、もち麦のでん粉は、アミロペクチンという物質から構成されています。
一方、押し麦の方は、うるち性の麦であり、押し麦のでん粉はアミロースとアミロペクチンという二種類の物質から構成されています。
これらの構成物質の違いは、粘性の違いに影響するため、食べた際に食感の違いとして感じとることができます。
もち麦の方が押し麦よりも、もちもちとした食感やプチっとした歯触りを楽しむことができます。
押し麦は、もち麦よりやや粘り気が少ないため、麦とろなどの献立によく合います。
今日の給食では、愛媛県産のもち麦を使って、もち麦ご飯を炊飯しました。
もち麦特有のもちもち感とプチっとした歯触りを楽しみながら、おいしくいただきましょう。
コッペパン 牛乳 ハンバーグ 野菜たっぷりスープ 伊予柑
今日の給食は、『とれたて感謝の日』献立でした。
伊予柑は、愛媛県を代表する柑橘類の一つです。
明治時代に、山口県で伊予柑の原木が発見されました。
その後、松山市で伊予柑栽培持がはじまったことがきっかけとなり、愛媛県下でも栽培が拡大しました。
現在では、県外への伊予柑の出荷量が増え、2018年の農林水産省の統計によると、
全国生産量の90%以上を愛媛県産が占めています。
伊予柑の旬は、1月から2月頃です。柔らかい果肉、甘味と酸味のバランスが良いことが特徴です。
外皮は少し厚めですが、柔らかいので手でむくことができます。
伊予柑には、ビタミンCが豊富に含まれています。
また、酸味の成分でもあるクエン酸は、疲労回復に役立ちます。
今日の伊予柑は松山市北条産です。地域の旬の産物を味わっていただきましょう。
白ご飯 牛乳 鮭フライ 小松菜のおひたし 磯煮
今日の給食には、小松菜のおひたしが出ました。
小松菜は、東京都江戸川区小松川が原産地と言われており、
小松菜という名前もこの原産地に由来すると言われています。
小松菜の旬は12月から3月頃で、降雪があっても栽培できるほど耐寒性があるため、
「冬菜」や「雪菜」とも呼ばれます。現在のように、栽培技術の進歩や品種改良により
一年を通じ市場に出回るようになるまでは、緑黄色野菜の収穫が少ない冬季に食べることができる貴重な野菜でした。
また、小松菜はアクが少なく、下茹ですることなく調理できるため、手軽においしく食べることができます。
小松菜は栄養的にも優れた野菜の一つで、健康的な粘膜や皮膚の維持に必要なカロテン、
体の調子を整えることに役立つビタミンC、成長期に大切なカルシウムや鉄を豊富に含みます。
今日の給食では、冬が旬の小松菜をおひたしに調理しました。おいしくいただきましょう。
白ご飯 牛乳 ホキのピリカラフル 豆腐の五目あんかけ (袋)のり
今日の給食には、豆腐の五目あんかけが出ました。
豆腐を作るためには、まず水に浸漬した大豆をすりつぶし水を加え攪拌後、加熱した汁を濾して豆乳を作ります。
その後、豆乳に凝固剤であるにがりを加え、固めて豆腐を作ります。
大豆の加工品である豆腐には、たんぱく質、カルシウム、鉄など、皆さんの成長に必要な栄養素が、豊富に含まれています。
大豆加工食品には、豆腐以外にも、油揚げ、厚揚げ、高野豆腐など、多くの加工品があります。
これらの大豆加工食品は、栄養豊富なだけでなく淡泊な味わいで、さまざまな料理に使うことができるため、
給食の献立にも多く取り入れています。
豆腐については、今月の給食掲示資料『給食イングリッシュ』でも紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
今日の給食では、豆腐と野菜を炒め合わせ、豆腐の五目あんかけを調理しました。
あんかけで冷めにくく、体も温まります。おいしくいただきましょう。
黒糖パン 牛乳 いかのさらさ揚げ ちゃんぽん いちご
今日の給食には、いかのさらさ揚げが出ました。
いかは、刺身、煮物、揚げ物、炒め物など、さまざまな料理に使われます。
北海道では、いかの中に米を入れて炊く「いか飯」も食べられています。
日本で漁獲されるいかのうち、約70%はスルメイカという種類です。
他にも、アオリイカ、コウイカ、ホタルイカなどの種類があります。
いかには、とても珍しい特徴があります。それは、心臓が三つあることです。
心臓の一つは、私達と同様に体全体に血液を循環させる働きをしています。
残り二つの心臓は、エラの部分にだけ血液を送る働きをしています。
この三つの心臓の働きにより、いかは最大で時速41kmとも言われる速いスピードで泳ぐことができます。
いかは、一般的に食べられている食材のため、店頭で販売されているところを見かけても、
あまりじっくりと見ることはないかもしれませんが、いかのような身近な食材にも、
不思議なことや驚くような発見があります。
皆さんも、いかを調理する機会があれば、よく観察しながら調理すると新たな発見があるかもしれませんね。
白ご飯 牛乳 ごま和え じゃが芋のそぼろ煮 納豆
今日の給食には、ごま和えが出ました。
ごまは、東アフリカ原産の植物ですが、日本でも古くから栽培されています。
ごまは、夏になると白い花を咲かせます。その後、細長いまめのさやのような果実をつけます。
さやの中には、小さい種子がたくさん入っています。この小さい種子が、ごまの粒です。
種子の色は、白、黒、茶等があり、これが白ごま、黒ごまなどの色の違いになります。
ごまはそのまま料理に使うほか、ごま油等にも加工されます。
このため、ごまには脂質が多く含まれているということを御存じの方が多いと思いますが、
ごまには脂質以外にも、カルシウム、鉄、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEなどの栄養素も多く含まれています。
また、ごまにはセサミンと呼ばれる抗酸化作用のある物質も含まれています。
今日の給食では、栄養豊富なごまを使い、ごま和えを調理しました。
香ばしく炒ったごまの風味を味わっていただきましょう。
白ご飯 牛乳 めひかりのフライ ひきないり こづゆ
今日の給食は、『福島県の味めぐり』献立です。
こづゆは会津地方で100年以上前から、祭りや祝い事等の席で食べられてきた郷土料理 の一つです。
貝柱で出汁を取り、里芋、きくらげ、にんじんなどを具材とし、薄味に仕上げるすまし汁です。
小さめの椀に入れて提供され、何杯でもおかわりしてよいとされています。
調理する際に、中に入れる具材を7種類または9種類にすると、奇数で縁起が良いと言われています。
ひきないりは、千切りにした大根やにんじんなどを炒めた料理です。
「ひきな」とは、「千切 りにした野菜」を意味する福島県の方言です。
福島県の郷土の味を、おいしくいただきましょう。
白ご飯 牛乳 さわらの竜田揚げ 磯和え けんちん汁
今日の給食には、さわらの竜田揚げが出ました。
愛媛県で水揚げされるさわらは、長さ1kmにも及ぶカーテン状の網を海に投入し、
一時間 から数時間、潮の流れにまかせて流しながら、さわらが網にかかるのを待つという方法で獲られます。
四十年前の漁獲量は約1700トンもありましたが、二十五年前には約130トンまで減少しました。
しかし、近年では資源管理や稚魚の放流などを行い、六年前には年間約700トンまで漁獲量が回復しました。
持続可能な社会を目指し、水産資源の回復に向けた取組が現在も継続しています。
今日の給食では、さわらを竜田揚げに調理しました。魚は海の恵みである大切な水産資源です。
感謝の気持ちを忘れず、おいしくいただきましょう。
コッペパン 牛乳 バンサンスー 高野豆腐の中華炒め ポンカン
今日の給食には、ポンカンが出ました。
ポンカンはインド原産の柑橘で、中国、台湾を経て明治時代に鹿児島県に伝わりました。
ポンカンは甘い香りと、たっぷりの果汁が特徴の柑橘です。
外皮は少しポコポコとした手触りがありますが、剥きやすく、果肉を包む薄皮も柔らかいため、
とても食べやすい柑橘です。
ポンカンには、βカロテンやビタミンCが豊富に含まれています。βカロテンには抗酸化作用があり、
皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。また、ビタミンCには体の調子を整える働きがあります。
今日の給食のポンカンは、旬の松山市北条産のポンカンです。地域の旬の産物をおいしくいただきましょう。