校長室から

水泳部・野球部 大会出場壮行会あいさつ(7/9)

2025年7月9日 15時55分

令和7年度四国高等学校選手権水泳競技大会、並びに、第107回全国高等学校野球選手権愛媛大会の壮行会に当たり、あいさつを申し上げます。

 水泳部の選手の皆さんにおかれましては、日々の練習が実を結び、この場に立たれていますことを祝福申し上げますとともに、皆さんのこれまでの努力に心から敬意を表したいと思います。四国大会では、愛媛県の代表としての誇りを胸に、学校、保護者の皆様、そして、愛媛の応援を力に変えて、日頃の鍛錬の成果を存分に発揮して、充実した大会にしていただきたいと思います。

 野球部の選手の皆さんにおかれましては、晴れの舞台である愛媛県大会への出場、おめでとうございます。本大会は、野球部の活動の集大成ともいえるものであり、日々の練習の積み重ねは、このためにあったと思います。試合に際しては、これまでの努力を自信に変え、澄み切った心で、一戦一戦を戦い抜いていただきたいと思います。また、御案内のとおり、本県の高校野球には、学校だけではなく、保護者の皆様、同窓生・地域の皆様が一丸となって応援するという文化・伝統があります。試合の当日には、応援団が球場に駆け付け、力の限り声援を送りたいと思います。

 結びになりますが、水泳部・野球部の皆さんの御健闘を祈念し、意は尽くせませんが、あいさつといたします。

令和7年度 夏季グループマッチ(7/8,7/9)あいさつ

2025年7月9日 15時54分

【開会式】

 皆さん、おはようございます。夏季グループマッチの開会に当たり、あいさつを申し上げます。

 先ごろ終了しました期末考査に向け、学習に集中する日々が続いたことと思います。そのあとのグループマッチですので、皆さん、ひときわ晴れやかな気持ちで本日を迎えているのではないでしょうか。学習においても、仕事においても、切り替えは大切です。そのことを実感していただければと思います。

 さて、いよいよグループマッチが始まります。それぞれが、グループの一員としての自覚を持ち、一致団結して競技に取り組んでいただくとともに、学年を超えて親睦を深め、連帯意識を高めていただきたいと思います。

 事前に計画を拝見したところ、ドッジボール、ハンドボール、バドミントン、サッカー、ソフトボール、バレーボール、オセロ、百人一首と、学年に応じた多彩な種目が設定されており、各グループの総合力が試されるすばらしい企画になっていると思いました。様々な準備に当たられた役員の皆さんに、敬意を表しますとともに、お礼を申し上げたいと思います。

 結びになりますが、それぞれの会場で熱戦が繰り広げられることを期待しますとともに、フェアプレーの精神を大切にすること、そして、けがや熱中症を予防するための自己管理を徹底することをお願いして、開会のあいさつといたします。

【閉会式】

 閉会に当たり、あいさつを申し上げます。各会場で繰り広げられる熱戦を拝見し、その迫力に圧倒されますとともに、皆さんの笑顔に、私もとても楽しい気持ちになりました。

先ほど、成績発表と表彰が行われ、本日の結果は出たわけですが、各グループにおいては、本日の良かった点を振り返り、次の機会につなげていただければと思います。

 また、本日の競技の円滑な運営に尽力いただいた役員の皆さんと、サポートに当たっていただいた先生方に、厚くお礼を申し上げます。

 結びになりますが、皆さんの健闘を称えますとともに、このあとは、ゆっくりと水分と休養を取り、体調を整えていただくことをお願いし、閉会のあいさつといたします。

 本日は、お疲れさまでした。

令和7年度 進路の手引き 巻頭言「進路について思うこと」

2025年7月8日 10時37分

【基礎期(1・2年生)の皆さんへ】 ~ エクジソン ~

 皆さんは、「蚕(カイコ)」という昆虫をご存じだろうか。カイコは、ガの一種である。人類は、古来、カイコを飼いならし、「絹(きぬ)」をつくってきた。幼虫のえさは、「桑(くわ)」と呼ばれる木の葉である。幼虫は、桑の葉を食べては脱皮を繰り返し、大きくなっていく。次に、糸を吐いて自らを包む「繭(まゆ)」を作り、「蛹(さなぎ)」となる。やがて、羽化(うか)して成虫であるカイコガとなる。繭から取り出した糸は、「生糸(きいと)」と呼ばれ、これが絹糸の原料となる。生糸は、我が国の近代(明治時代から昭和時代初期)において、国を支える輸出品であった。カイコは、成長の過程で姿を大きく変える、完全変態の昆虫であり、この変化を促進する物質が、エクジソンと呼ばれるホルモンである。人間は、昆虫のように姿を変えるものではないが、進路指導に携わる私たち教師は、子どもたちが、まるでエクジソンに出会ったかのように、内面的に変化する場面に立ち会うことがある。本校では、進路関係行事等を通じ、学問、仕事、人…との出会いをふんだんに用意している。その中には、皆さんにとってのエクジソンとなりうる出会いが必ずあると考えており、皆さんには、目的意識をもって行事等に取り組んでいただくことを期待する。

【充実期(3・4年生)の皆さんへ】 ~ ペーパーナイフ ~

 皆さんは、サルトル(1905~1980)というフランスの哲学者をご存じだろうか。サルトルは、「ペーパーナイフと人間のちがいは何か」という問いを投げかけている。ペーパーナイフは、作られる前に「紙を切る」という目的があって、そのうえで作られている。これに対して人間には、先立つ目的はない。サルトルは、人間はまず存在し、人間にとっての目的は、個々の人間が、自ら選び取り、自ら作り出してくものであるという。サルトルの思想全体をどう評価するかは、当然、個々人に委ねられているが、進路指導に携わる教師としては、ペーパーナイフの話にはうなずけるところが多い。充実期には、コース選択や文理選択、志望校群の設定など、皆さんが自ら行う選択の場面が多くある。本校では、皆さんの選択がより良いものとなるよう、進路関係行事を適時設定し、アドバイスもすることとしている。選択の際には、先生方を大いに「利用」していただきたい。

【発展期(5・6年生)の皆さんへ】 ~ まず勝ちて、のちに戦う ~

 皆さんは、『孫子(そんし)』という古代中国の書物をご存じだろうか。『孫子』は、紀元前5世紀中頃から紀元前4世紀中頃に成立したとされる兵法書であり、当時の中国は、春秋・戦国時代と呼ばれる時代である。戦争に関する思想であるから、現代社会に即当てはまるものではないが、ビジネスの場面で参考にする人は多いようである。『孫子』の一節に、「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む」とある。このことばは、「戦いの前において、必勝の態勢を整えておくこと」の重要性を説いたものとされている。中等教育における進路実現の最終局面においては、「競争」の原理が働くことが一般的である。本校では、合格を勝ち取れるよう、授業や補習、ステップアップゼミ、各種模擬試験、面談等を通して、皆さんの必勝に向けた態勢づくりや、果敢なチャレンジを強力にサポートすることとしており、ここでも、先生方を大いに「利用」していただきたい。

 ただ、自己実現において競争が全てであるとは、とらえてほしくない。令和7年度第1学期の式辞において、「近江(おうみ)商人」の話をさせていただいた。近江とは現在の滋賀県の旧国名であり、近江商人は、我が国で最も古い、ブランド力をもった商人集団である。彼らは、地元で産物を仕入れ、他国に売り歩いた。行く先々で商品を販売し、その対価を得る。お金の状態で近江に持ち帰れば、荷が軽くなって楽であったろう。しかし、彼らは、そのお金で他国の産物を仕入れ、それを近江への帰り路で販売し、更に利益をあげた。貨幣は流通することに意義がある。彼らが売り先で産物を仕入れることで、その地域に貨幣が残り、次回の取引きの活性化につながったことであろう。自らが利益をあげるだけでなく、取引先に喜ばれることも重んじ、更には地域の活性化にも貢献する彼らの姿勢は、「三方よし」と呼ばれるようになった。「三方よし」とは、「売り手によし」「買い手によし」「世間によし」の三つの「よし」をまとめたものである。近江商人のあり方は、現代におけるCSR―企業の社会的責任―や、地域経済の活性化策にも通じる、古くて新しいものといえる。皆さんが、卒業し社会人となったとき、「自分の幸せ」「相手の幸せ」「社会への貢献」が同時に実現すれば、素晴らしいことであると思っている。

令和7年度グループ結団式閉会式 講評

2025年6月5日 16時39分

   閉会に当たりまして、講評を申し述べます。

 本日は、綱引きとグループ対抗リレーの熱戦を拝見し、特に上級生の皆さんの勢いに圧倒されたところです。下級生の皆さんにとっては、何年後かの自分たちの姿を具体的に思い描けたのではないでしょうか。

 さて、先ほど表彰をしましたように、今回の結果はそれぞれ出たわけですが、勝敗へのこだわりはある一方、全てのグループにおいて、本日のよかった点を振り返り、次の機会へとつなげていただきたいと思います。

 結びになりますが、本日は、水分と休養をしっかりとるようお願いするとともに、今後のグループ活動の活発な展開に期待を申し上げ、講評といたします。本日は、お疲れさまでした。

令和7年度グループ結団式開会あいさつ

2025年6月5日 16時37分

グループ結団式に当たりまして、あいさつを申し上げます。

本校では、ご案内のとおり、6学年を通した縦割りのグループを編成し、1年間活動することとしております。年齢の異なる集団での交流には、大きな意義があると考えております。まず、下級生にとっては、上級生がロールモデル、すなわち、自らの成長のお手本となります。そして、上級生にとっては、下級生から頼られることで、他者の役に立つ喜びを体得するとともに、自信を高め、自覚を深めることができます。社会に参画することで得られる幸せとして、「人に褒められること」「人の役に立つこと」「人から必要とされること」があると言われています。グループ活動を通して、そうした経験を積んでいただきたいと考えています。

 また、グループ活動には、チームワークが大切となります。著名な実業家である土光敏夫氏は、チームワークについて次のように述べています。「複数の人による共同作業のとき、もっとも重要なチームワークといわれるものは、各人の長所をうまく組み合わせることに他ならない。一人一人の長所が異質であればあるほど、チームワークの相乗効果は大きい。」という言葉です。グループ活動は、まさに各グループにおける共同作業です。各人の持ち味を存分に発揮するとともに、足らない部分をお互い補い合って、充実した活動としていただくことを、期待、お願いし、あいさつといたします。

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 校長   中島 康史


 愛媛県立松山西中等教育学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 本校の前身は、昭和49年に創立された愛媛県立松山西高等学校です。前年の昭和48年に起きた世界的な石油危機の影響によって開校当初はプレハブ校舎しかなく、生徒たちは、荒れた運動場を教職員と一緒に整地するなどしながら、「新しい学校を自分たちで創る」という「開拓者精神」を発揮しました。そして、雨が降ると、トタン屋根のプレハブ校舎がけたたましく鳴り始めるので、これに負けてはならないと教員の声が校舎の外にまで響き渡り、当時は、生徒と教職員が同様に、不自由な思いよりも新たな学校建設への熱気に包まれた毎日であったといいます。
 その後、生徒と教職員が力を合わせて創り上げた松山西高等学校の歴史と伝統を受け継ぎつつ、平成15年に愛媛県立松山西中学校が併設され、平成18年に、中予地域の県立学校で唯一中高一貫教育を行う、現在の愛媛県立松山西中等教育学校となりました。先述の、創立時に育まれた開拓者精神と、高い理想を求めて生徒と教職員が共に汗を流す「師弟同行」の精神は、今も学校のモットーとして様々な教育活動の中に息づいています。
 本校は、1学年4学級で前期課程3年間と後期課程3年間の計6年間を一貫して学ぶ中等教育学校です。「誠実・自学・創造」の校訓のもと、豊かな心と知性を身に付け、高い志を持って、未来を拓く若者を育成する、という教育方針の中で、生徒たちは1年生から6年生までの幅広い年齢集団の中で自分の「学び」を深め、高め合いながら、たくましく成長しています。授業や学校行事、部活動などを通して自らの夢や希望をかなえようと努力している生徒たちの輝きと伸びゆく力を、これからも教職員全員で守り支え続けてまいります。
 
  令和7年4月