令和5年度冬季グループマッチあいさつ
2023年12月6日 17時20分 12月6日(水)、令和5年度冬季グループマッチを実施しました。生徒たちは各学年の種目別対抗で勝利を目指すとともに、その結果を暁雲・青穹・銀嶺・蒼龍の四つのグループごとに得点化して年間総合優勝を競いました。そのような生徒たちに開会式と閉会式において、それぞれ次のような話をいたしました。
【開会式】
皆さん、おはようございます。サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が活躍していますが、冬季グループマッチを始めるにあたり、サッカーの数ある魅力の中の一つをお話ししたいと思います。
私は昨年まで2年間、愛媛県高等学校体育連盟のサッカー専門部長を務めていました。どのスポーツ競技にも、それぞれの美しさがあります。サッカーの美しさは、ボールの動きに合わせて球技場全体にみなぎる大きな「うねり」と、「リスペクトの精神」にある、と思っています。
リスペクトの精神は、競技者にも応援者にもサッカーを楽しむために不可欠な要素として求められます。「相手を大切に思うこと」、「相手に思いやりを持つこと」、「競技規則を守ること」、「審判の判定を尊重すること」。すなわち、フェアプレーの原点にあるのがリスペクトの精神です。相手選手やチームメイト、審判、指導者、応援者、競技の施設や用具、すべてに対するリスペクトの精神がサッカーを支えています。
今日のグループマッチで皆さんが、試合をするときも応援をするときも、安全に気を付けて一生懸命に取り組み、誰に対してもどのグループに対してもリスペクトの精神をもち、楽しく有意義な時間にすることを期待して開会のあいさつとします。
【閉会式】
皆さん、楽しく有意義な時間にすることができましたか。何事においても、人頼みだけではなく自らすすんで取り組んでください。
さて、年間総合優勝を成し遂げた蒼龍グループの皆さん、本当におめでとうございます。素晴らしい成果です。そして、運動会のときに話したように、栄冠を手にできなかった三つのグループの皆さんも、とても大事なことを経験しました。夢の実現を強く強く願い、努力に努力を重ねたものの叶わなかった時、それは、人間にとって最も貴い瞬間の一つだからです。どうか、これからも、そのことを忘れないでください。
今日は体と気持ちをリフレッシュし十分に休ませ、明日からまたリスペクトの精神をもって、授業をはじめとした様々な活動に臨んでください。
終わりに、グループマッチの準備や運営に協力してくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。感謝の気持ちを伝えて、閉会のあいさつとします。