10月17日(火)の給食
2023年10月17日 12時18分コッペパン 牛乳 ハンバーグのソースかけ キャロットスープ
今日の給食には、ハンバーグのソースかけが出ました。
皆さんの中にも、ハンバーグという料理名の語源が、ドイツのハンブルグという地名に由来するという話を
聞いたことがある人がいるかもしれません。では、そのハンブルグでは、なぜハンバーグが食べられるようになったのでしょうか?
今から約700年前に、モンゴル帝国という国がありました。モンゴル帝国に暮らすタタール人は、
生肉を刻んで食べていました。ある時、モンゴル帝国を訪れたドイツ人の船乗りが、タタール人が食べているような、
刻んだ生肉料理の知識をドイツのハンブルグという港に持ち帰ってきました。
しかし、ドイツでは、生肉を食べる習慣がなかったため、焼いて食べるようになり、港があったハンブルグという地名にちなんで、
ハンバーグという名前が付けられたと言われています。
このように、ハンバーグの由来をさらに遡ると、モンゴル帝国からハンブルグに伝えられたという歴史や、
当時のモンゴル帝国とドイツの食文化の違いを知ることができます。
現在でも、同じような食材を使い、違った料理法で食べられている料理があります。そのような料理を調べると、
各地域の地理・歴史・文化・風習等について詳しく知るきっかけになると思います。皆さんも気になる料理があれば、調べてみましょう。
今日の給食のハンバーグには、玉ねぎと旬のきのこがたっぷり入ったケチャップソースをかけています。
ソースといっしょに、おいしくいただきましょう。