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令和7年度運動会 開会の挨拶

2025年9月9日 13時29分

令和7年度運動会の開会に当たり、御挨拶を申し上げます。

御観覧の皆様方におかれましては、御多用の中、早朝より御来場をいただき、誠にありがとうございます。交通事情等、諸般の事情により、御来場に際し御不便をおかけしておりますこと、お詫び申し上げますとともに、御理解・御協力を賜りましたことに、厚く御礼申し上げます。どうか、本日は、生徒たちの活躍に、温かい御声援を送っていただけたらと存じます。

また、近隣にお住いの皆様方におかれましては、運動会の練習・準備から本日に至りますまで、御理解・御協力を賜りましたこと、この場をお借りし、衷心から御礼申し上げます。

 さて、生徒の皆さん。いよいよ、2日間にわたる運動会が始まります。生徒会が定めました本年度の年間統一テーマは、「協心不撓(きょうしん ふとう) ~原点から紡ぐ 至極(しごく)の絆~ 」であり、この運動会もこのテーマのもと開催されます。「協心」とは、「ある目的のために心を合わせること」を、「不撓」とは、「困難に出合ってもひるまないこと」を意味します。皆さんは、グループの勝利と喜びを分かち合うという目的に向け、一致協力しながら、困難にもひるまず、練習・準備を重ねてきました。ひたむきに取り組む皆さんの姿を拝見し、大変頼もしく思いましたし、特に、下級生の大きな成長も感じることができました。

 「努力は足し算、協力は掛け算」という言葉があります。「努力は足し算」とは、一人一人が自分の力を高めることで、全体の力を増すという意味です。一方、「協力は掛け算」とは、集団として一緒に働くことで、個々の努力を超える力を生み出すことができるという意味です。この運動会では、各グループで、掛け算の力を、存分に発揮し、競い合っていただければと思います。

 また、運動会は、多くの人々のお支えにより成り立っています。影になり日向になり、準備・運営を支えてくださる、役員、委員、係の皆さん、お子様の体調管理をお支えいただいた保護者の皆様、生徒たちの主体性を引き出しながらサポートに当たってくださる先生方、物品の調達や環境整備に御尽力いただきました事務室の皆様に、厚く御礼を申し上げたいと思います。

 結びになりますが、安全・健康には十分注意していただきますことをお願いするとともに、この運動会を通して、学年を超えた温かい連帯と絆が深まりますことを期待、お願いし、開会の挨拶といたします。

お知らせ

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 校長   中島 康史


 愛媛県立松山西中等教育学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 本校の前身は、昭和49年に創立された愛媛県立松山西高等学校です。前年の昭和48年に起きた世界的な石油危機の影響によって開校当初はプレハブ校舎しかなく、生徒たちは、荒れた運動場を教職員と一緒に整地するなどしながら、「新しい学校を自分たちで創る」という「開拓者精神」を発揮しました。そして、雨が降ると、トタン屋根のプレハブ校舎がけたたましく鳴り始めるので、これに負けてはならないと教員の声が校舎の外にまで響き渡り、当時は、生徒と教職員が同様に、不自由な思いよりも新たな学校建設への熱気に包まれた毎日であったといいます。
 その後、生徒と教職員が力を合わせて創り上げた松山西高等学校の歴史と伝統を受け継ぎつつ、平成15年に愛媛県立松山西中学校が併設され、平成18年に、中予地域の県立学校で唯一中高一貫教育を行う、現在の愛媛県立松山西中等教育学校となりました。先述の、創立時に育まれた開拓者精神と、高い理想を求めて生徒と教職員が共に汗を流す「師弟同行」の精神は、今も学校のモットーとして様々な教育活動の中に息づいています。
 本校は、1学年4学級で前期課程3年間と後期課程3年間の計6年間を一貫して学ぶ中等教育学校です。「誠実・自学・創造」の校訓のもと、豊かな心と知性を身に付け、高い志を持って、未来を拓く若者を育成する、という教育方針の中で、生徒たちは1年生から6年生までの幅広い年齢集団の中で自分の「学び」を深め、高め合いながら、たくましく成長しています。授業や学校行事、部活動などを通して自らの夢や希望をかなえようと努力している生徒たちの輝きと伸びゆく力を、これからも教職員全員で守り支え続けてまいります。
 
  令和7年4月