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令和7年生徒会役員交代式あいさつ

2025年6月5日 16時15分

生徒会役員交代式に当たりまして、あいさつを申し上げます。

まず、旧生徒会役員の皆さんにおかれましては、力強いリーダシップを発揮し、生徒会活動の充実に貢献されましたことに敬意を表しますとともに、お礼を申し上げたいと思います。

また、只今は、新生徒会役員の皆さんに任命書を授与いたしました。先日の役員選挙に際しましては、多くの人が立候補され、積極的な意見表明がなされましたことを大変頼もしく感じました。新役員の皆さんにおかれましては、与えられた任期の間、その役割をしっかりと果たしていただけるものと確信しております。

さて、ここで、生徒会活動の意義についてお話ししたいと思います。

まず、生徒会は、異なる年齢により構成される民主的かつ自治的な組織であります。

 その活動としましては、学校全体の生活をよりよくするために、課題を見いだし、その解決のために話し合ったり、各種行事の充実に向け、計画を立て役割を分担し、協力して運営したりすることが挙げられます。

こうした活動を通して得られる学びは、多様な他者と協働し、学校や社会におけるよりよい生活づくりに参画する力となり、卒業後においては、地域社会における自治的な活動にもつながると考えております。

結びになりますが、こうした生徒会活動の意義が一層高められますよう、役員の皆さんも含めた生徒の皆さん一人ひとりの、積極的・主体的な参加を期待、お願いし、あいさつといたします。 

お知らせ

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 校長   中島 康史


 愛媛県立松山西中等教育学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 本校の前身は、昭和49年に創立された愛媛県立松山西高等学校です。前年の昭和48年に起きた世界的な石油危機の影響によって開校当初はプレハブ校舎しかなく、生徒たちは、荒れた運動場を教職員と一緒に整地するなどしながら、「新しい学校を自分たちで創る」という「開拓者精神」を発揮しました。そして、雨が降ると、トタン屋根のプレハブ校舎がけたたましく鳴り始めるので、これに負けてはならないと教員の声が校舎の外にまで響き渡り、当時は、生徒と教職員が同様に、不自由な思いよりも新たな学校建設への熱気に包まれた毎日であったといいます。
 その後、生徒と教職員が力を合わせて創り上げた松山西高等学校の歴史と伝統を受け継ぎつつ、平成15年に愛媛県立松山西中学校が併設され、平成18年に、中予地域の県立学校で唯一中高一貫教育を行う、現在の愛媛県立松山西中等教育学校となりました。先述の、創立時に育まれた開拓者精神と、高い理想を求めて生徒と教職員が共に汗を流す「師弟同行」の精神は、今も学校のモットーとして様々な教育活動の中に息づいています。
 本校は、1学年4学級で前期課程3年間と後期課程3年間の計6年間を一貫して学ぶ中等教育学校です。「誠実・自学・創造」の校訓のもと、豊かな心と知性を身に付け、高い志を持って、未来を拓く若者を育成する、という教育方針の中で、生徒たちは1年生から6年生までの幅広い年齢集団の中で自分の「学び」を深め、高め合いながら、たくましく成長しています。授業や学校行事、部活動などを通して自らの夢や希望をかなえようと努力している生徒たちの輝きと伸びゆく力を、これからも教職員全員で守り支え続けてまいります。
 
  令和7年4月