令和6年度校内合唱コンクール あいさつ
2025年3月13日 20時27分 3月13日(木)の午前中、本校体育館にて、前期課程(1年~3年)の生徒たちによる学年別ホームルーム対抗の校内合唱コンクールを行いました。開・閉会式で、それぞれ次のようなエールを送りました。
【開会式】
皆さん、おはようございます。校内合唱コンクールに備えて、これまで早朝の教室から練習の歌声が聞こえていましたが、そのたびに、爽やかでうれしい気分になりました。
生徒会誌「久万の台」に少し書きましたが、私も大学のサークル活動で歌っていて、コンサートや演奏旅行、ボランティア活動をしていました。ですから、歌声を聞くと、とても幸せな気持ちになります。
人間の声には、人の心を揺さぶる力と美しさがあります。皆さんがクラスメイトと一生懸命に練習をしてきた成果を、存分に発揮してください。
楽しい歌はもちろんのこと、悲しい歌であっても、歌うことの根底には喜びがあります。歌う喜びにあふれた皆さんの表情を期待して、開会のあいさつとします。
【閉会式】
どれもすばらしい発表でした。伴奏にのった声の重なりの透明感や輝きがとても美しく、感激しました。そして、最優秀となったクラスの皆さん、おめでとうございます。素晴らしい歌声であっただけでなく、音楽に対する熱意や仲間と一緒に音楽をつくる喜びが伝わってきました。心から拍手を送ります。
去年の合唱コンクールで話したことの繰り返しになりますが、「一人ひとりが心を合わせたとき、よい演奏ができる」、と言われます。一方で、「よい演奏ができたとき、一人ひとりの心が一つになる」、とも言われます。2つのフレーズの微妙な違いには、大切な意味があるように思います。今後、他の人と一緒に何かを成し遂げようとするとき、この2つのフレーズを思い浮かべながら、取り組んでみてください。
皆さんが、合唱コンクールで体験したことや学んだことをこれからの活動に生かすことを願って、閉会のあいさつとします。