夏季グループマッチあいさつ
2024年7月5日 07時48分 7月4日(木)、令和6年度夏季グループマッチを行い、グラウンドや体育館、武道場、技術教室で、各種競技の熱戦が繰り広げられました。開会式と閉会式において、それぞれ次のような話をいたしました。
【開会式】
皆さん、おはようございます。いよいよグループマッチが始まります。各グループの一員として力を合わせながら試合を行い、思い出に残る行事にしてほしいと思います。そのために、次の3つのことを心がけてください。
1つ目は、「自己管理」です。さまざまな種目や競技が実施されます。自分の出場する競技の場所や開始時刻などに気を付けてください。また、熱中症にならないよう、こまめな水分補給や身体を休めることに努め、感染症予防についても手洗いや手指消毒などの基本的対策を行って、自分自身で体調を整えてください。
2つ目は、「感謝」です。グループマッチ実施のために様々な準備をし、今日も、運営や審判、用具の管理などをしてくださる先生方や生徒の皆さんに、感謝の気持ちを持って試合に臨んでください。そうすれば、自ずとフェアプレーの精神が発揮されるはずです。
3つめは、「助け合い」です。チームメイトと助け合いながら競技を楽しんでください。その結果、喜びを分かち合うことができ、素敵な思い出になります。助け合い励まし合うことのすばらしさも体験してほしいと思います。
今話をした「自己管理」「感謝」「助け合い」、この3つを忘れず、けがをしないように注意しながら、有意義に過ごしてください。それぞれの競技で皆さんが力を発揮されることを期待して、開会のあいさつとします。
【閉会式】
お疲れさまでした。皆さんがそれぞれの競技を一生懸命に楽しんでいる姿を見ながら、私も楽しみましたし、うれしくなりました。ありがとうございました。
競技の魅力の一つは、体で感じることを通して新たな発見をすることがある、ということです。私は、高校の体育の授業でラグビーを教わりました。クラスメイトにラグビー部のキャプテンでスタンドオフをしていた人物がいて、あるとき、授業中の試合でボールを持って走っていた私は、体格のよい彼のタックルを受けました。一瞬の出来事にもかかわらず、そのときの様子や感覚を今でも覚えています。強くて大きい衝撃でしたが不思議と痛みはなく、気付いたときにはグラウンドに倒されていました。タックルの向きや位置、高さが的確であまりに見事だったので、思わず笑顔になり、うれしくなったほどでした。力を抜くことなくプレーしていた彼の競技者精神と、高い技術の安全性や美しさを、身を持って感じた貴重な経験でした。
皆さんには、これからも、競技に親しんで仲間と楽しさや喜びを共有したり、新たな発見をしたりしてほしいと思います。そして、開会式で話した3つのこと、「自己管理」「感謝」「助け合い」を様々な場面で実践してください。そのことによって、ものごとはうまく進み、皆さん自身の心が豊かになります。
最後になりましたが、グループマッチの準備や運営に協力してくれた生徒の皆さん、本当にありがとうございました。感謝の気持ちを伝えて閉会のあいさつとします。