令和5年度 夏季グループマッチあいさつ
2023年7月7日 18時54分 7月6日(木)、晴天の下で夏季グループマッチを行い、開会式と閉会式で、それぞれ次のような話を生徒たちにしました。
【開会式】
皆さん、おはようございます。今日のグループマッチを楽しみ、思い出に残る大会にしてください。そのためにも、三つのことを行ってほしいと思います。
一つ目は、「自己管理をする」ということです。自分が出場する競技の場所や開始時刻を覚えていますか。熱中症にならないよう十分に気を付けながら、感染症の予防についても手洗いや手指消毒などの基本的対策を行い、自分で体調を整えましょう。
二つ目は、「感謝する」ということです。グループマッチに備えていろいろな準備をしてくれたり、今日の試合中に用具の管理や審判等をしてくれたりする生徒や先生方に対して、感謝の気持ちを持って試合に臨んでください。
三つめは、「助け合う」ということです。団体競技の場合は特に力を合わせてください。喜びが何倍にもなります。助け合い、励まし合うことのすばらしさを体験してほしいと思います。
「自己管理をする」、「感謝する」、「助け合う」、この三つのことを大事にしながら、それぞれの競技で皆さんが力を発揮されることを期待して、開会のあいさつとします。
【閉会式】
皆さん、グループマッチを楽しまれたことでしょう。私も応援しながら楽しみました。そして、みんなの一生懸命な姿を見ながら、とてもうれしくなりました。ありがとうございました。
開会式で話した三つのこと、「自己管理をする」「感謝する」「助け合う」は、これからも、いろいろな場面で実践してください。そうすることで、ものごとがうまく進むだけでなく、皆さん自身の心が豊かになります。
私も、高校のクラス対抗のソフトボールの試合で、忘れられないことがありました。最終回、自分のチームが攻撃で、ランナー二塁のサヨナラの場面です。私の前のバッターがヒットを打ち、二塁ランナーが三塁を回ったときに、出番を待っていた私が思わず「止まれ」と叫んだので、ランナーは三塁に戻りました。ホームでセーフになるかアウトになるかは際どいタイミングではあったのですが、次のバッターボックスに立ちたい、試合を続けたいという気持ちから、つい声が出てしまいました。
当然、チームメイトたちは勝利目前だったので驚き、みんな口々に、「お前、絶対に打てよ」とか「打たなんでみぃ」と、私に向かって叫んでいました。でも、その表情は、あきれたり怒ったりしたものではなく、笑ったり、そのような展開をおもしろがっている風でした。私自身も、わくわくしながら打席に立ちました。 その時のチームメイトたちの優しさと、みんなで楽しもうとする雰囲気を、何十年も経った今でも思い出して、気持ちが和らぐことがあります。
皆さんもぜひ、さまざまな行事をとおして、仲間と一緒に楽しさや喜びを共有する経験を重ねてください。終わりに、大会の準備や運営に協力してくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。感謝の気持ちを伝えて閉会のあいさつとします。