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3年生研修旅行結団式あいさつ 

2025年10月21日 12時00分

 いよいよ、明日から研修旅行が始まります。
「研修旅行」と称しておりますが、実質的には、前期課程の修学旅行と言えます。県立学校の規定では、修学旅行は、在学中1回のみとされておりますが、中等教育学校では、特例的に、後期課程の修学旅行に加えて、前期課程でも旅行的行事が認められており、それを「研修旅行」と称しております。
皆さんは、小学校の時に修学旅行に行ったことと思います。小学校の修学旅行と今回の旅行は、同じことの繰り返しなのでしょうか。「バスなどに乗って、みんなでどこかへ、旅行すること」は、外形的には、同じことです。 
しかし、皆さんの内面は大きく異なっています。皆さんは、日本の歴史や地理についてより深く学びました。仕事や産業、学問についても、知見を広げました。集団行動の意義や協働することの大切さにも気づきました。
今回の旅行では、そうした学びの成果を発揮したり、試したりすることで、小学校の修学旅行よりも、一層、深まりのある体験を得ることができると思います。
また、この旅行を、学びの機会であると同時に、教師と生徒、生徒相互の人間的な触れ合いを通して、楽しい思い出をつくる、そんな機会にもしていただきたいと思っています。
 参加に当たっては、「健康」「安全」を念頭に行動していただくのはもちろんのこと、この旅行は、事務室の皆様や様々な協力業者様のお支えで成り立っていますことから、「感謝」の気持ちを常にお持ちいただきたいと思います。
 結びになりますが、皆さんが元気に旅行を楽しみ、大いに成長して帰ってくることを、期待、お願いして、あいさつといたします。

お知らせ

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 校長   中島 康史


 愛媛県立松山西中等教育学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 本校の前身は、昭和49年に創立された愛媛県立松山西高等学校です。前年の昭和48年に起きた世界的な石油危機の影響によって開校当初はプレハブ校舎しかなく、生徒たちは、荒れた運動場を教職員と一緒に整地するなどしながら、「新しい学校を自分たちで創る」という「開拓者精神」を発揮しました。そして、雨が降ると、トタン屋根のプレハブ校舎がけたたましく鳴り始めるので、これに負けてはならないと教員の声が校舎の外にまで響き渡り、当時は、生徒と教職員が同様に、不自由な思いよりも新たな学校建設への熱気に包まれた毎日であったといいます。
 その後、生徒と教職員が力を合わせて創り上げた松山西高等学校の歴史と伝統を受け継ぎつつ、平成15年に愛媛県立松山西中学校が併設され、平成18年に、中予地域の県立学校で唯一中高一貫教育を行う、現在の愛媛県立松山西中等教育学校となりました。先述の、創立時に育まれた開拓者精神と、高い理想を求めて生徒と教職員が共に汗を流す「師弟同行」の精神は、今も学校のモットーとして様々な教育活動の中に息づいています。
 本校は、1学年4学級で前期課程3年間と後期課程3年間の計6年間を一貫して学ぶ中等教育学校です。「誠実・自学・創造」の校訓のもと、豊かな心と知性を身に付け、高い志を持って、未来を拓く若者を育成する、という教育方針の中で、生徒たちは1年生から6年生までの幅広い年齢集団の中で自分の「学び」を深め、高め合いながら、たくましく成長しています。授業や学校行事、部活動などを通して自らの夢や希望をかなえようと努力している生徒たちの輝きと伸びゆく力を、これからも教職員全員で守り支え続けてまいります。
 
  令和7年4月