第2回避難訓練の講評
2024年11月20日 12時58分 11月19日(火)の6時限目に第2回避難訓練を実施し、地震が起きた場合を想定した避難と消火の訓練を行いました。そして、訓練の終わりに、生徒に次のような話をいたしました。
皆さん、緊急放送の後、「Drop(まず低く)」、「Cover(頭をまもり)」、「Hold on(動かない)」に始まる避難行動ができましたか。4月に行った火災避難訓練のときと同様に、地震避難の際にすべきことやしてはならないことを、今日のうちに再確認してください。その意識と準備が、自分の命や周りの人の命を守ります。
8月8日、宮崎県で震度6弱の揺れを観測したマグニチュード7.1の地震が起きて、気象庁から南海トラフ地震の臨時情報が出され、巨大地震への注意が呼びかけられました。1週間後の8月15日に特別注意は終了しましたが、大規模地震の発生の可能性がなくなったわけではありません。引き続き、「日頃からの地震への備え」が求められています。
電気やガス、水道などのライフ・ラインは私たちの生活や生存に不可欠なものです。もし、地震によって水道管が至る所で壊れ、復旧が遅れて断水が長期間続けば、飲料水や生活用水が不足し、「命」にかかわる問題となります。そのため、水や食料などは、数日間は自前の備蓄でまかなえるように準備しておきましょう。南海トラフ地震のような広範囲に影響が及ぶ大地震が起きれば、全国からの救援部隊が自分のいる場所にすぐに駆け付けてくれるとは限りません。被災が想定される地域に住む我々は、自分たちの力だけで生き延びる方策を考え、備えを進めておく必要があります。皆さんには、今日の訓練を、さまざまな観点から普段の生活を見直し、地震への備えを充実させるきっかけにしてほしいと思います。
終わりになりましたが、松山市消防局中央消防署城北支署の署員の皆様、本日は、まことにありがとうございました。いただいた貴重なご指導やご助言をもとに、自分や仲間の命を守る避難行動を身に付けることに努めてまいります。今後ともご指導を賜りますようお願い申し上げます。
以上で、私からの講評を終わります。