連絡・新着お知らせ

日々更新松山西の出来事」と「給食」は日々更新しております。

・4月21日:【4~6年】あしなが育英会より奨学金の案内が来ております。

・4月18日:1人1台端末関係のページに「学習用端末等の無償貸与に係る誓約書 兼 クラウドサービスでの個人情報利用同意書」を掲載しました。

・4月9日:公益信託人志奨学基金より奨学金の案内が来ております。

・4月7日:保健だより、4月号を掲載しました。

・4月7日:行事予定(4月)を改訂し、年間行事予定を令和7年度版に更新しました。

・4月7日:自家用車による送迎についてを更新しました。

・4月2日:スクールポリシーを更新しました。(マニフェストは後日更新します)

・3月28日:【1~6年】似鳥国際奨学財団より奨学金の案内が来ております。

・3月14日:[人権教育・相談課より]今年度のえひめ愛顔の子ども新聞を掲載しました。

・3月11日:【2~6年】伊予銀行より「公益信託山内順子奨学基金」の案内が来ております。

・3月4日:部活動の3月予定表を掲載しました。

・9月20日:全国学力・学習状況調査令和6年度結果を掲載しました。

松山西の出来事

光待つ場所へ

2020年3月13日 15時29分

 本当なら今日は前期課程校内合唱コンクールの日。2学期から各クラスで練習してきた楽曲を体育館いっぱいに響かせるはずでした。私も残念でなりませんが、一生懸命に取り組んできたみなさんにとっては、なおさらのことだと思います。

 今日は辻村深月さんの「光待つ場所へ」という本を紹介します。この本は、5つの短編から成っています。その一つが「樹氷の街」。3年2組が合唱コンクールで歌うはずだった曲です。あらすじをほんの少しだけ書いてみますね。

 梢は合唱コンクールのピアニストに立候補したものの、間際になってもうまく弾けません。クラスにはあきらめモードが漂い、指揮者の天木は焦ります。ある日、梢の楽譜がくしゃくしゃにしてごみ箱に捨てられるという事件も起きてしまいました。そんな中、クラスで目立たない存在の松永が、実はすごいピアノの腕前だということを知ります。そこで課題曲の「大地讃頌」は今まで通り梢に任せ、自由曲の「樹氷の街」のピアノを松永に依頼しました。『こぼれる光か水のように、音が流れる。一つ一つの音が透明なガラス玉のような印象で、その音が空間をいっぱいに満たして溶けていく』・・・

 あまりネタバレしても面白くなくなるので、後は読んでのお楽しみにしますね。

 私たちの当たり前の毎日が、今回の新型コロナウィルスの脅威を前に、いかに脆弱なものだったかを痛感します。毎日の暗いニュースに気持ちも沈みがちでしたが、久々に本を読み、辻村さんの青春の1ページを切り取ったようなみずみずしい文章に触れ、さわやかな気分になりました。3年2組担任の永井先生にもお薦めし、「合唱コンクール、あるあるだね!」と盛り上がりました。興味のある方は、ぜひ読んでみてください。